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2008年4月30日 (水)

「ほんとにあった怖い話5月号」の感想

 一昨日、タイトルの雑誌を読了しました(遅っ!)。簡単に感想を述べましょう。
 今回、読者体験の「ゆうれい寮特集」、すこぶる怖いのですけど!! 寮って生活空間だから、わが家の自室や寝室と、イメージとして絶妙にスライドしてしまいますからね。子供とか赤ちゃんとか、愛らしい存在こそ、霊として出現した場合に不気味! 怖い! 間違っても、夜中に読んではいけません。不眠症になりますよ(経験者は語る・・・・)。私としては、特に、第二話の「英国怪日記」(絵:藤生結)と第三話「看護師寮の住人」に、ぞくぞくきました。

「悪夢の棲家」(語り:立原とうや 画:水原冬樹)、「学園奇譚」(いしかわまみ〜この方の画は、正当少女漫画風にかわいい。だからこそ、話とのギャップで怖い)、霊感があればいいなあ、と思っていた私ですが、やはり今のままでいいかも、と感じます。霊感があるからって、不気味な悪意に満ちたものから身を守れるわけではない(逆に同調して、普通は見なくてすむものまで見、感じてしまう)のですね。
「インナー・メディスン第18話 家族の鏡像」(原案:神楽ゆう 画:堆木庸)は、相変わらず重くて痛くて、胸にしみました。辛い幼児期の体験が、いかに自分自身を傷つけ、周囲をも不幸に巻きこんでいくか、気づかないままでいる人は、結構多いかもしれません。両親を責めるのでなく、傷ついた自らを受け入れ癒すことが必要なのですね。そういう意味では、「私なんか・・・・」「どうせ、できるわけない」と、大した意味もなく限定してしまうのは、自分にとってマイナスにしかならないのでしょう。
 さて、次の号は、私の注目作家さん、伊藤三巳華さんと霊感ママシリーズが掲載されるそうで、とっても楽しみです。では。

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