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2008年5月18日 (日)

『土竜の唄』12巻の感想

 また例によって遅れましたが、コミックス『土竜の唄』12巻(作者:高橋のぼる 小学館)の感想です。ネタバレですから、ご注意下さい。
 私は前回の感想で、桃川千晶がツボだと申しましたが、今回は彼女がどうでもよくなりました。居ても立ってもいられません。
 あらすじは、桃川千晶他の警視庁組織犯罪対策部ことマルボウの強制捜査が、マルボウVS阿湖義組の闘いになるところから始まります。全裸で身の潔白を証明する阿湖組長の一点へ、唾棄する桃川(「ちんつば」だそうです。具体的行為は想像して下さい)。思わず、なぐりつける阿湖。けれども、それは公務執行妨害という名目をつけるための、桃若の挑発でした。こうして、大乱闘になり、モグラこと潜入捜査官である主人公の玲二も、警察と阿湖組のどちらに味方すべきか悩みながらも、マルボウの猛者と死に物狂いで闘い、辛勝します。

 すさまじい蹴りで、阿湖義組の面々を倒していく桃川(これがかなりかっこいい!)。しかし、最強のクレイジーパピヨン、日浦に足首をつかまれ、衣服を引き裂かれてしまいます。それでも、桃川は罵倒し、抵抗するのをやめない(きゃー、萌える!)。パンツスーツをすべてはぎとられ、ネクタイとパンティー、パンプスのみにで仁王立ちになり、にらみつける姿には、私の好きな女性のタイプにはまりすぎて、しばらく悶えました(笑って下さい)。結局、桃川は日浦から痛烈かつ屈辱的なマラビンタ(察して下さい)をきれいな顔面に、大勢の眼前で浴びせられるのです。ちんつばVSマラビンタ。日浦の圧勝でした。
 証拠品は見つからないながらも、乱闘の責任を取らされて連行される、玲二、日浦といった阿湖義組すべて。だが、ここで、作者である高橋さんお得意のショッキングな展開が待っておりました。
 偽装タクシーがパトカーにぶつかる騒ぎにまぎれて、謎の男が発砲してきます。とっさに、日浦は玲二を投げてよけさせたために、自身が両足首やや上部を貫通されます。他にも、両腕やあちこちを撃たれ、七転八倒する日浦。玲二は問題の男の右目が、金目であることを目撃しますが、そいつは何と手榴弾まで投げつけてきます。両足がきかない日浦は、玲二の上に覆いかぶさってかばいます。爆発の破片と衝撃で、日浦は全身ボロボロになり、ついに両足がちぎれてしまいます。玲二は、「死ぬな、兄弟ッ。」と叫びますが。
 これは、読者である私自身の心の叫びでもあったのでした。「クレイジーパピヨン、死なないで!」
 いつもにも増して、ひどい感想で申しわけありません。日浦は暴力団員で、スケベで、狂ったように蝶々に執着する、変な男です。桃川が阿湖に言ったとおり、「あなたたちは(中略)蛆虫(ウジムシ)共よ」だと、思います。
 が、玲二の兄弟分として命がけで守った日浦は、やはりすばらしい、立派だと感じないではいられませんでした。お願い、死なないで!(しつこいけど) 

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土竜の唄」カテゴリの記事

コメント

いきなりすみません( ´・ω・`)

土竜の唄で
主人公が童貞を
捨てるのって何巻目だか
知っていますか(○゚ε゚○)??

投稿: めろん | 2009年1月28日 (水) 22時53分

それは13巻ですね。
参考までに、わが「激情ざっくばらん」の2008年7月7日の記事として投稿されています。
アマゾンにも、ひょっとしたら、感想があるかもしれませんね。

投稿: 紅林真緒 | 2009年1月29日 (木) 00時33分

わざわざありがとうございます!
見てみます!!

投稿: めろん | 2009年1月29日 (木) 20時02分

うっかりと、公開が遅れましてすみません。
右側サイドバーにある、「検索」をかけたら、もっと早く目的地(?)へ到着できると思います。

アマゾンを確認してみたら、意外と『土竜の唄』の感想が少ないのに驚きました。
人気があるのに、変ですなあ。

投稿: 紅林真緒 | 2009年2月 1日 (日) 15時31分

 弟分である玲二の急所を鷲掴みにするというある意味これ以上ないという屈辱を味あわした桃川に対する日浦の怒りもわかるのですが、もっと上手いやり方はなかったのでしょうか?
 報復の手段がマラビンタじゃ蛆虫呼ばわりされても仕方ないですよ・・・
 他の漫画を持ち出すのもなんですが、バキの花山 薫の如く
(もし知らなかったらゴメンなさい)女性を貶めるようなやり方ではなく気迫で桃川を圧倒し、
「男を舐めるなよ」くらいのセリフを日浦には決めてほしかったです。 好きなキャラクターだけに。
 でも最後まで女性としてのプライドを保った桃川はやっぱりカッコ良かったです! 
 13巻自分も読んだのですが、かなり腫れていましたが玲二の
睾丸は無事だったようですね・・・良かった(合掌)

投稿: 隆明 | 2010年7月16日 (金) 01時33分

 隆明様、コメントをいただき、ありがとうございます。
 確かに、ご意見のとおりです。ただ、日浦らしい、他の報復方法が思いつけません。うーん・・・・。
 花山薫は、バキの外伝でしたよね? 単行本は購入していませんが、ご近所のブックオフでいつも立ち読みしています。漢らしい男、ながらも、私はどういうわけか、彼の「便所に行ってくる」の台詞が印象的でして。
 睾丸ネタには、また笑わせていただきました。『土竜の唄』、結構、それ関連のエピソードが多いですね。
 18巻では、桃川も、「キンタマついてんのか、コノヤロウ!」と、言い放ちます。そこで、ようやく慎重すぎていた雷警部が行動を開始するわけですが、上司を罵倒するとは、恐るべし、桃川。現在進行中のお話にも、関わってきてくれることを願います。

投稿: 紅林真緒 | 2010年7月16日 (金) 13時54分

 返信が遅れて申し訳ありません。
 玲二のタマを鷲掴みした状態で思いっきり捻り上げ、
「私のエス・・・情報屋になれ」と言い放ったときの桃川が一番カッコ良かったです! 激痛に耐え切れず苦悶の表情をしている玲二には目も当てられませんが・・・
 13巻で恋人である純奈ちゃんも心配していましたが、まさか
警視庁の美人エリート女刑事にタマを鷲掴みされてこうなったなんて口が裂けても言えませんよね・・・間違いなくトラウマになります・・・
 ご存じないようでしたら申し訳ないんですが、もしも桃川に
地上最強の生物範馬勇次郎の力があったら大変な事になりそう・・・桃川が白と言えば白、黒と言えば黒になる、警察という巨大組織が一個人に私物化されそうです。
 バキの原作者である板垣先生が「強さとは己のワガママを通す力」だと発言されていましたがある意味間違っていないような。

 >彼の「便所に行ってくる」の台詞が印象的でして
花山組の構成員の話によれば、彼には放浪癖があるらしく、頻繁に商店街に出入りしているそうです。
 ヤクザが客商売の店に立ち寄ると営業妨害になりかねないので、便所を借りるにしても主婦などが立ち寄らないボクシングジムを選んだ花山の粋なはからいでしょう。
 でも、花山が八百屋の前を通ると店の人に声をかけられ、
お土産まで貰ってしまいます。
 実は、かなり地域の人に愛されている地域密着型のヤクザのようですね。
 そもそも、花山と日浦を同列に語った事が間違いでしたね。 花山組は暴力団ではありません。 義賊集団です。
 
 12巻での日浦の行いは贔屓目に見ても見過ごせないものがありましたのであれはなかったことにして11巻、12巻の内容を脚色して見ました。

 ぐりっ・・・! 桃川は玲二の股間を鷲掴みにした状態で更に捻りを加えて耳元で囁いた。
 「花山に元警官だとバラされたくなかったら、私のエス・・・情報屋になれ」
 想像を絶する激痛に意識を失いかけたときあることが玲二
の脳裡をかすめた。
 情報屋!!! コイツ、オレを利用して手柄を立てようとしてるのか・・・
 桃川は更に強い力で玲二の股間を鷲掴みにし捻り上げようとしたッ! 
 既に玲二の睾丸は内出血でパンパンに腫れ上がっており、
もう一度捻り上げられれば完全に破壊されかねないッ!
 が、その右腕は止められた。
止めたのは、喧嘩師花山 薫ッ!
骨が軋む音を立てる凄まじい握力に桃川の表情が歪むッ!
「強ええんだってな」花山は桃川を見下ろしながらつぶやいた。 重ねたトランプの一部を引きちぎる桁外れの握力だッ! もしも花山が本気で握っていたら桃川の右腕は挟み潰されていただろう。
 玲二「二代目、申し訳ありませんッ!」
 花山「手を出すな」
 花山は桃川を捕まえたまま平然と会話し、桃川を投げ飛ばした。 片手で反動もつけずに投げたのにもかかわらず桃川は吹っ飛ぶッ いくら桃川が軽いとはいえ規格外の筋力だ。
 だが、桃川も只者ではない。 壁に激突する直前に体を反転させ着地した。
 「違う、私が今まで相手にしてきた蛆虫共とは明らかに違うッ!」
 花山の規格外の腕力に驚愕しながらも桃川は冷静に分析していた。
 190cmあまりの身長に160kgを超える筋肉の搭載!
耐久力は想像以上だろう。 
 だが・・・スピードでは私だろう。 
捕まる前に、ブチ当てるッ!
 次回以降につづく。
いやあ感想を書くのって難しいですね・・・
改めて真緒さんの凄さがわかりました!
  
 

投稿: 隆明 | 2010年7月18日 (日) 04時40分

 隆明様、コメント、ありがとうございます。しかし、返信が遅れてしまい、すみませぬ。
 やはり、手元にバキや花山薫の本がないと、私ごときでは迫力が出せないものですね。
 範馬勇次郎といい、その息子といい、「うわぁ、今回も濃いし、熱いし、エグい!」と思いながら、ブックオフで立ち読みしておりましたが。
 昔の少年チャンピオンの方が充実していた、今のチャンピオンは最低だ、という人達に、オススメしたい作品の一つではあります。
『美女で野獣』(イダタツヒコ 小学館)にも、リリカがバトルに興奮するあまり、失禁するという、バキとよく似たシーンがありましたから、リスペクトされているのでしょうか。

 玲二のタマの件は、下ネタ好きなので、何度でも笑わせていただいています。

 文中の花山薫、かっこいいですね。本当に、義賊という雰囲気が出ています。

 わ、私の感想のことは(遠い目)・・・・。
 小学校一年の時、だらだらと、本のあらすじばかりを書いている私に、先生が、「どこがどんなふうにおもしろいのか、知らない人にもわかるように書いてごらん」とアドバイスしたのを、今も忠実にやっているだけです。
 下手をすると、私は精神年齢が七歳でストップしているのかもしれませんね。

投稿: 紅林真緒 | 2010年7月20日 (火) 00時21分

 バキは「美女で野獣」以外にもいろんな作家さんからリスペクトされてます。 特に「トリコ」なんて勇次郎そのまんまですし。 
 活躍している格闘技を噛ませ犬にしている事が原因なのか格闘家の間ではあまり評判良くないみたいですね。
 中でもムエタイの扱いが酷く、海王編ではサムワンというムエタイ選手が齢146歳の郭 海皇に観衆の目の前でトランクスを脱がされ、己の局部を晒された挙句タマピンされて悶絶するという惨めな敗北を喫してしまいます。
 桃川もこの調子で玲二を愚弄していたんだろうな・・・とか言うと、玲二を一番愚弄しているのはあなただと言われそうですが・・・
 おそらく玲二は強制捜査に入る前から桃川に目をつけられていたんでしょうね・・・
 桃川「菊川玲二。奴は私がヤる。それも女性恐怖症になるくらい屈辱的にな。」
 部下「・・・おお桃川刑事! あなたはなんという恐ろしい方!」といった感じで。
 考えて見れば運命って恐ろしいですね・・・ 
もしも谷袋警察署の署長が酒見路夫じゃなかったら、どうなったか。 
玲二は潜入捜査官に任命されることなく恋人の純奈ちゃんと幸せな日常を送っていたはず。
当然、警視庁のエリート女刑事に公衆の面前で睾丸を捻られることもなかった。
勇次郎がサムワンに「日本人ならその場でハラキリだぜ」
「同じ敗けるにしても敗けかたってものがよォ・・・」
と発言していましたが、もしも花山や烈が玲二と同じ立場だったら自決しそう・・・
 長くなりましたが、これからも感想楽しみにしています!
がんばってください。
 
 

 
 
 

投稿: 隆明 | 2010年7月22日 (木) 04時09分

 隆明様、コメント、ありがとうございました。そして、実に遅い返信で申しわけありませぬ。
 そうですか、バキは大勢の漫画家様にリスペクトされているのですね。まあ、納得です。
 すみませんが、「トリコ」はくわしく知りません。ウィキペディアで調べてみます。
 そして、やっぱり、タマネタでしつこく笑ってしまう私なのでした。

 確かに、桃川が玲二が警官だった頃に、目をつけたのでしょうね。
 上記の、隆明様の予想した、桃川の台詞がドSで怖いです。桃川ならきっと、そう言ったでしょうね。いかにも凄腕の女刑事らしいです。

 期待していただいて恐縮ですが、何分、化石とパワーストーン、本と昆虫とお茶が大好きな、のろのろ虫なので、お気長にお待ちくださいな。

投稿: 紅林真緒 | 2010年7月23日 (金) 00時21分

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