『ケータイ番号占い』の感想
『ケータイ番号占い』(作者:はづき虹映・中経の文庫)は、以前、こちらで感想を申した本、『誕生日占い』の姉妹編とも続編とも取れる内容です。ネタバレですから、ご注意下さい。
『ケータイ番号占い』も『誕生日占い』同様、足し合わせた数字によって、様々なことを占えるわけです。今回は、携帯電話から部屋番号、カーナンバー、旅行及び出張時における座席番号と多岐にわたっています。特定の数字を持つ携帯や部屋、車それぞれの個性及びビジネスや恋などへ生かし方、特徴をアップさせるためのアイテムやおすすめカラーがおもしろいです。
収入をあげたい方は多いでしょうが、「得意分野に挑戦したい」「医療や介護で活躍したい」「体にいいお菓子を」「独立自営! 私が社長!」というように、目指すものは異なっているでしょう。携帯や部屋、車にも、数字によってビジネス向き、家庭用、娯楽、さらには大勢が好きだったり、一人が好みだったりするのです。それをあまり意識しないで、「ラッキーセブンだから、これ!」なんて決め方は、もったいないかもしれませんね。なお、座席番号占いは、数字が示す現在及び未来の状況を判断するものになっています。
さて、ここまで読まれて、「数字が何らかの意味を持つのはわかったけど、いちいち携帯の機種変更したり、引っ越したり、旅行する度に、面倒な足し算をしろっていうの? バカバカしい」「眉唾ものだよ」「雑誌やテレビの星占いと同レベルだね」と、反論や反感を抱かれるかもしれません。
ふり返って、『誕生日占い』を思い出して下さい。あなたのメインたるエンジェルナンバーは、何でしょうか。その数字と、例えば携帯の相性がよくなかったら、あなたはもっとも求める、ビジネス、または恋の成功のさまたげになっていない、とも言い切れないと思いますよ。
もちろん、本の内容に頼りきれと、申してはおりません。私は『誕生日占い』と『ケータイ番号占い』を、未来の人生に対する参考、判断材料としてみるならば、とてもおもしろいと思います。一番いい数字もない代わり、最悪なのもありません。数字はすべて、一長一短です。「年ごと月ごとにアンラッキー方角はあっても、鬼門はない」と述べる風水のように、とてもポジティブなので、気に入っています。
今、私は毎日を一つの数字に足し合わせて、「運命の波に乗る」試みを実行しております。もし、これでうまくいって、無職から就業できたら、きっと熱心な数秘術愛好者になるでしょう。
実は、『ケータイ番号占い』の次に、『結婚記念日占い』という、同じくはづき虹映さん著作の本が、同じ出版社さんの文庫で発売されています。私は結婚しておりますし、上記二冊の本でこつはつかめましたから、購入をまだ迷っていますが、これから結婚しようという友人のプレゼントには最適でしょう。この間も、私はお世話になった方へ、『誕生日占い』を差し上げて、喜んでもらえました。おすすめです。
誕生日占いのHP
http://www.jba-net.com/
『結婚記念日占い』等の表紙の画像
http://www.jba-net.com/cam/gazou.html
| 固定リンク | 0
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『図説 世界未確認生物事典』(笹間良彦・柏書房)の感想(2022.06.18)
- 『絵で見て納得! 時代劇のウソ・ホント』(笹間良彦 著画・遊子館)の感想(2022.06.11)
- 『寝ずの番』(中島らも・講談社文庫)の感想(2022.04.29)
- 『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(中島らも・集英社文庫)の感想(2022.04.10)
- 『「やっかいな人」から身を守る85のコツ』(植西聰・電波社)の感想(2022.04.03)
コメント