『特ダネ三面キャプターズ』1巻の感想
さて、ようやく生活リズムも整ってまいりましたゆえ、久しぶりに四コマ漫画の感想を申します。『特ダネ三面キャプターズ』(海藍・芳文社)1巻です。ネタバレですから、ご注意下さい。今回は、軽くいきますよ。
そう、作者はあの『トリコロ』で有名な海藍さんなのです! それだけで、読む価値があるかもしれません。お話は、高校新聞部に四人の高校生と顧問の先生(女性)、さらにその顧問が好きな男性教諭に、見かけ怖そうな二匹の犬、といった個性的な面々が織り成すコメディです。
あのデフォルメが効いた絵は、しっかり健在していて、全体的に軽いタッチになっていますから、おすすめできます。トリコロファンの私としては、海藍さんが男性も描けるのだと知って、少々意外でした。木梨先生に、新聞部黒一点の風間慎太もよい味を出しております。
それで、私の一番のお気に入りは、クールな新聞部員の冴木たからです。「・・・男が寄ってきて/うっとうしいのよ」と、同性としては蹴りつけたい台詞を吐く辛辣な美人で、たった一人の友達に一度だけ見せた笑顔が、すごくかわいいからですよ。
初版は、2006年3月14日。こんなにおもしろいのに、2巻は出ないのでしょうか。期待しています。がんばって下さい、海藍さん。
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