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2008年8月10日 (日)

『鉄腕バーディーDECODE』の第六話の感想

 早いですね、もう第六話です。例のごとくネタバレですから、ご注意下さい。
 今回は、主人公つとむの周辺で起こりつつある不穏な動きについてのお話です。少し前、交通事故にあったものの、奇跡的に軽傷ですんだ中杉小夜香が、つとむ、早宮、須藤、木村といったクラスメートをパーティーに招待します。けれども、つとむはバーディーに変わって、ギーガーの奇妙な行動を捜査中。かつての廃墟で、つとむは、自分が死んだことを実感するのでした。

 一方、現在テレビ界を牛耳っている、サタジッド・シャルマンは、ゴメスと打ち合わせを行ない、「アルタ人捜査官(バーディーのことです)に気をつけろ」と忠告を受けます。続いて、シャルマンは中杉の祖父、会長(中杉は両親がおらず、祖父に育てられてきたそうです)と面会。
 また、中杉は事故前であれば信じられないほど、快活な言動をします。他のクラスメートが帰ってから、遅れて到着したつとむを、喜んで迎え入れ、「頭がぼんやりする。私が私でないみたい。私は交通事故で一度、死んだのよ」と、悩みを打ち明けます。自らの肉体も死んでしまっているつとむは、心打たれますが、うっかりしてプールに転落。中杉は飛びこんで、二人は水中で手を握り合います。
 シャルマンが帰った後、お嬢様をずっとお世話してきた、良枝さん(家政婦? メイド長?)は我慢できずに、会長へお嬢様の異変を訴えます。最初笑っていた会長も、次第に深刻に考えこむのでした。
 夜、中杉は入浴中、窓辺に飛んできたインコを咄嗟に殺すという、恐ろしい暴挙に出ます。が、それは、カペラ・ティティスのマーカーでした。 カペラは、「リュンカの効果は順調に現れているな」とつぶやいて、妖しく笑うのでした。
 うっはぁ! 込み入ったストーリーですな。今さら、ギーガーのエピソードがむし返されようとは思いませんでした。詰めこみすぎとまではいかないでしょうが、一話でも見逃したら、わからなくなってしまうかも。これは原作においても同じだから、特徴とみなすべきなのでしょうか。
 印象的なシーンは、中杉がつとむと水中で手を握り合って微笑する時、それからインコに擬態したマーカーを殺す寸前の冷たい無表情です。リュンカが中杉に投与されたとすれば、それは人を明朗快活にする反面、凶暴にもさせるのでしょうか。『見えざる死』、こんなものが日本、いや地球上にばらまかれたら、どうなるのでしょう。次回も目が離せませんねえ。

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