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2008年10月14日 (火)

『魔百合の恐怖報告』総集編の感想

 今回は、『魔百合の恐怖報告』総集編(朝日新聞社)の喧騒を申します。軽く参りますが、ネタバレですからご注意下さい。
 これは『ほんとにあった怖い話』の2008年夏の増刊号となっていますから、発行されたのは8月頃ですよね。あっちこっちの本屋さんを物色して、やっと見つけましたよ。
 内容は、前半は霊能者寺尾玲子さんによる、霊障などの解決を山本まゆりさんの漫画で、後半はやはり霊能者の天宮視子さんの体験談をひとみ翔さんが漫画化したものです。書き下ろしも含めて、合計10本のエピソードが収められているお得本です(笑)。
 霊能者といっても、寺尾さんはキャリアのある専門家で、天宮さんは本職がフリーライターで心霊相談はボランティアで行なっている、というスタンスはおもしろいです。しかし、彼女達の事件解決のアプローチは、油断せず、少しずつ確実に、多角的に、というものなのです。これって、霊感のない私達が、人生の諸問題を解決しようとするのと似ているのではないでしょうか。
 私は、寺尾玲子さんでは『追走する生霊』、天宮さんの方では『情念の系譜』がおもしろかったです。特に、後者は、まるっきり横溝静史っぽい愛憎ドロドロ世界ですから。男尊女卑の象徴たる家を守るために、女性達が非難し憎み合うなんて、もう現代で終わりにしたいですね。それでは。

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