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2008年12月23日 (火)

『地球が静止する日』の感想

 今日、美容院の帰りに、何年ぶりかで映画を見ました。キアヌ・リーヴス主演の『地球が静止する日』なのですが、これがまた・・・・(苦笑)。私の感想はいつもネタバレですから、ご注意下さい。

 おもしろくない本、つまり、ぎゃふん本があるのなら、当然、ぎゃふん映画というのもありますわね。しかし、どうして愛しいキアヌが主演しているというのに、皮肉なものです。あらすじは、実にシンプル。ある日、マンハッタンに、謎の球体が落下し、中から謎の異星人と巨大ロボットが出現します。焦って、アメリカ軍兵士が撃ってしまい、異星人は収容されますが、この見かけ地球人そっくりなクラトゥ(キアヌね)は、超人的な力を持っており、早々に回復するや、スーツを奪って逃走します。宇宙生物学博士のヘレン・ベンソンはクラトゥに追いつき、行動をともにするのですが、連れ子(死んだ夫と前の奥さんの子供)のジェイコブはクラトゥになじもうとしません。やがて、アメリカ軍はロボットも収容しますが、球体ともども優れたテクノロジーで、地球の科学力では手も足も出ません。やがて、クラトゥは彼の目的を語り始めます。彼は地球を救うために、人類を滅ぼしにきた者である、と。ついに、球体が発した機械虫による総攻撃が始まります(虫嫌いの人には、かなり大変かも)。あらゆる建造物、機械が砂のように崩れていきます。軍に確保されて、いったんクラトゥと引き離されたヘレンは、同僚マイケルの助けを借りて、ようやく彼とジェイコブに再会します。が、ジェイコブは虫の攻撃を受けて死にそうになり、クラトゥが生き返らせた時、長らくわだかまっていた血のつながりのない親子は、心を通わせます。その姿はクラトゥをも突き動かし、「人類は変わることができるかもしれない」と思い直して、必死で荒れ狂う球体に接近、接触。球体は出現当初のようにクラトゥを包みこみ(なのか? 姿が見えなくなりました)攻撃をやめて、地球を離れていったのでした。

 どうですか、つまらないでしょう。ま、確かに、人々が逃げ惑ったり、建造物が一瞬で崩れたりするのはリアルで派手でありましたが、別にそんなものは見たくありませんもの。宇宙とか異世界から、途方もないパワーを持った存在が人類をおびやかすって、いい加減に使い尽くされたテーマだと思うのですが。ま、それがよいとしても、クラトゥやロボットに目新しい魅力、どうして、地球から人類を抹殺しなければならないか、そういうものが圧倒的に不足しております。
 何よりも、せっかくのキアヌが生きていませんよぅ(号泣)。いくらスーツ姿が似合っているからって、ろくにアクションしていないのですから。無表情で、「途方もない力を持っている」、はいはい、わかりました。彼は、インドア派のようでいてアクションスター、冷静沈着なようでいてヒステリック(J.Mとかね。ヒットしなかったけど、私は大好き)、真面目なのだけど裏で何をしているか不明(マトリックス、ディアボロス)等々、第一印象をくつがえし、深みのあるキャラクターができるはずなのに、生かしきれていないですよ。
 ま、他にも、ジェイコブが何となくうっとうしい、結果的にヘレン一人が人類を救うとは奇妙、女性の国防長官が人類の危機にありながら、きれいなアクセサリーをばっちりつけているのも変と、文句はたくさんあります。もっとも気の毒なのは、検問を強行突破し、ヘレンをクラトゥの元へ連れて行ったため、機械虫の攻撃で車が横転し重傷を負ったか死んだかしたマイケルです。それから一気にラストへ流れたのですが、クラトゥ、蘇生能力があるなら、どうしてマイケルを助けてやらなかったのでしょう? うやむやにされた彼が、実に哀れです。
 この作品、ネットでもさんざんバッシングされていましたが、これほどとはね。ま、見るなとは申しませんが、キアヌ・リーヴスファン以外の方にはお勧めできないです。

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