『鉄腕バーディー』20巻の感想
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、遅れましたが、コミックス『鉄腕バーディー』(ゆうきまさみ・小学館)20巻の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
19巻からの続きで、つとむは友人の須藤や早宮とともに、バーディーの旧友クレドの所属する宇宙船オプラ・ガルテに拉致されてしまいました。元はクレドがバーディーに再会したいがため、無許可で地球に降り立ったのが原因でしたが、追跡者ニエトのクレド、さらには須藤に対する過酷な鞭打ちに、つとむが切れます。「オレたち 本気で怒るぞ!」続いて、「オーケー、つとむ。/よく 決心したわ!」と、須藤や早宮の目の前で、バーディーに変身! ニエト他を小気味よくやっつけ、地球への脱出を図ります。
ところが、宇宙船は巨大な上、半生命体。バーディーが闘ったり避けたりして船体が傷つくほどに、免疫機能が働いて、敵味方の区別なくのみこんでいきます。つとむから変身して、須藤や早宮と同じ簡易着(古代ギリシアの貫頭衣に似ているが、腰までのスリットが入っていて、下着なし)をまとうバーディー(どうして、いつもの皮膚一体型スーツにしないのか不明)は二人やクレドを懸命に抱き寄せ、クラッシュという、生体防壁を乱射して、巨大白血球だかリンパ球みたいなものを吹き飛ばすのですが(この際、例の簡易着がぼろぼろに焼け焦げていきます。きゃう!)、見る見る、体力が限界に近づき、あわやというところで、ネーチュラー・ゲーゼが助けます。彼女は船長やバーディー達から聞き取り調査を行ない、事態を収拾させ、須藤早宮もまもなく地球へ転送される手はずになるのでした。が、自らが糾弾されることを察したニエトが暴走。無差別に仕掛けた爆弾が破裂し始めます。結局、須藤、早宮、バーディー、クレド、ネーチュラー・ゲーゼのみがバーディーの宇宙船に転送され、オプラ・ガルテは爆散。須藤と早宮は、バーディー及びつとむ本人の口から、二人が二心同体になった経緯を説明され納得した上で、無事に家の近所(神社の拝殿の中でしたが)まで転送されるのでした。
シンプルに説明するつもりが、おもしろかったもので、つい熱く語ってしまいましたよ。今回の見所は、半生命体の宇宙船からの緊急脱出というスリリングな展開もなかなかおもしろいのですが、エッチなシーンが満載でよろしかったです。簡易着のバーディーが何かアクションを起こす度に、太股はもちろん、横乳も、お尻も見える見える! お尻フェチな私は、バーディーが走るところが特に好きです。早宮も控えめながら、そういう目にあっておりますし、須藤が鼻血を出すのも無理はありませんね。また、エロと関係なさそうなネーチュラー・ゲーゼ(すこぶる巨乳ですが)、本編と直接関係なかったので省略しましたけれども、やはりというか、予想したとおり、カシュー・ゲーゼとできておりました。二人が寝物語風に、けだるげにバーディーについて語るシーンは、いかにも、いいえ、どう見ても、「一発終了直後」です。ま、今回のストーリーの流れに合わせてくれたのか、カシュー・ゲーゼは後ろ向きになって、しっかりお尻を見せてくれています。いい仕事なさっておられますね、ゆうきさん。「春の祭典」という題名がぴったりですわ。
次からは、掲載誌をスピリッツに移して、『鉄腕バーディーEVOLUTION』とタイトルを変えて、連載が継続するそうです。須藤や早宮との誤解は解けたとはいえ、千明は助かっていないし、ゴメスには負けてるし、クリステラ・レビに至っては、しっぽもつかんでいない状態のバーディーは、巻き返し可能なのでしょうか。アニメに関して、私は失望していますので、何も申せませんが、これからも大喜びで読み続けたいと思います。それでは。
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