『ほんとにあった怖い話』1月号の感想
ようやく、体調不良から元気になってまいりました(どうやら冷えのようです。皆様もご注意を)。それでは、読んだばかりの『ほんとにあった怖い話』(朝日新聞社)1月号の感想を、さらっといきます。ネタバレですから、ご注意下さい。
今回は、作家さん達や木下優樹奈さんの体験談に、オーラドローイング〈オーラを鑑定して、スピリチュアルガイドや自分の前世の姿をイラストにしてもらえます)、東洋占星術、読者体験記は「いわくモノ」特集でした。ぶっちゃけたところ、今回は怖いというより不思議系が多かったようです。オーラドローイングでは、硝子心眼シリーズの語り手、上杉かやさんは、やはり白竜(水竜・クリスタルドラゴン)がスピリチュアルガイドだそうで。私は竜に興味はあるのだけれども、一度も見たことがないので、ちょっとうらやましいです。『でも信じない』、怖いもの好きなひわときこさんと、「くだらないことを言うな」と責める、家族達との、怖いながらもユーモラスなお話。私の実家もそうです! 私の見た、未確認飛行物体(早い話がUFO)は信じないくせに、未確認飛行体(人魂)は見たことがあると、わが両親も力説します。普通、家族ってそういうものですかねえ(苦笑)。『怪奇心霊語り』(語り:加門七海、画:JET)、「私の少しも怖くない体験談」と、加門さんは言っていますが、今回は不思議な狐だか狐少年みたいな不思議なもの、私は見られないから\xA1
、やはり羨望。しかし、見えるようになると、霊も感じてしまうのだから、難しいところですな。
「いわくモノ」特集の第四話、『憤怒の紅玉』(画:パルス)は、横溝正史の世界を思わせる、おどろな内容でした。私としては、これだけは相当に怖かったです。若い娘、さらには老女の姿になってまでして出現する、女性の愛執ってすさまじい。私もアンティーク・ジュエリーはデザインが凝っていて大好きなのですが、ちょっと考え直そうかと思います。石には霊が宿りやすいそうですし(夜泣き石とか)、美しいものほどこのお話のように、悲しい存在を招きやすいですから。お勧めです。それでは。
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