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2009年4月19日 (日)

『鉄腕バーディーEVOLUTION』1巻の感想

 掲載誌が変わると同時に、タイトルまで変わった、コミックス『鉄腕バーディーEVOLUTIONS』(ゆうきまさみ・小学館)1巻の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
 およそ二年後、浪人生になった主人公つとむは、両親が転勤でいないため、OLの姉はづみと二人暮らしをしています。そんな彼に、室戸から代理として、あるものを受け取ってほしいと頼まれます。目的の人物、アグニケミカルに勤めている高柳縁(たかやなぎゆかり)は何と会社のデータを盗み出そうとしますが、警備員ともみ合いになり、つとむも巻きこまれますが、警備員は怪力の「人形」でした。激痛のあまり、つとむの内に長らく眠っていたバーディーが覚醒、あっさり人形を倒します。
 高柳の盗んだデータは、恐るべき人体実験のものでしたが、いつの間にか改ざんされていました。彼女は室戸の家(アパート?)にかくまわれますが、大勢の人物がいっせいに動きだします。宗教法人浄火学館の火之宮こと、クリステラ・レビ(バーディーの最終ターゲット)、その右腕ゴメス。火之宮に急接近する、防衛省の椿参事官。なぜか、元参事官の重信を追うルポライター、真田かをり。

 室戸の留守中、つとむはだまされて、高柳を連れ去られてしまいます。バーディーにチェンジしたところ、アグニケミカルの関係者に、以前、氷川人体実験に関わっていた阿久津の姿がありました。性能がパワーアップした人形とバーディーは闘い、高柳を無事に取り戻します。そして、高柳はロンドンへ高飛びするはずだったのですが、室戸の家を出てしばらくして、何と新聞記者の男性と一緒に心中というニュースが飛びこんできます。彼女は心中に見せかけて殺されたと、つとむは察し、打ちひしがれながらも、「アグニケミカルをぶっつぶす」ことをバーディーに告げるのでした。
 前のバーディー20巻のような、エッチなシーンはありません。その代わり、ドロドロ、グログロとした欲と計算が渦巻く、いやな関係性があらわにされます。
 クリステラ・レビが日本の政財界乗っ取りをはかっているようですが、息子の永遠は実子なのでしょうか? それに、私はどうしてもレビが女に見えますが、バーディーは「彼」と呼んでいますし、謎は多いようです。
 椿参事官も盗聴器をしかけて、火之宮ことレビの正体を探ろうとするなど、なかなか食えない人物です。阿久津の、昔は氷川、今はアグニケミカルといった、長いものには巻かれろタイプは、本当にいやですね。他に、重信の悪夢という形ですが、あの残忍冷酷な氷川が登場してくれて、私はうれしかったです。やはり、氷川は今のところ全シリーズ中、最高の悪役だと思います。クローンとか人形とか、そういう形で復活してくれないでしょうかね?
 それにしても、大きな権力の前になす術もなく、殺されてしまった高柳は気の毒でした。ショートボブヘアで眼鏡の似合う、知的美人だったのにねえ。
 ラストで、つとむはかなり切れていましたが、バーディーは強いとはいえ、権力者と立ち向かえるのでしょうか? 次巻が待ち遠しいです。それでは。
 

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