2009年10月31日 (土)
「まっとう屋どんべい商店」の更新が、先ほど完了しました。
とても久しぶりに、スペース№やイベント参加予定がアップされていますので、よろしかったら見てやって下さいな。
ちなみに、冬コミには当選できました。
スペース№は「まっとう屋」インフォメーションにありますが、正式な通知がまだ到着していませんので、受け取り次第、こちらにも報告します。
原稿優先ですから、今後、こちらは放置してしまうかもしれません。
そうなったら、ごめんなさい。
できるだけ、がんばります。
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2009年10月30日 (金)
どうして、私はいつも月末の存在を忘れてしまうのでしょうねえ。
それで、相変わらずのご案内で恐縮なのですが、HPの更新のため、今日、さらには、もしかすると明日も、こちらをお休みさせていただきます。
どうぞ、あしからずご了承下さい。
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漫画『土竜の唄』(高橋のぼる・小学館)17巻の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。今度こそは、シンプルにいきますから! さあ、あらすじスタート!
月原に疑われて、試し撃ちの的にされた玲二ですが、持ち前の度胸で恐れずに立ち向かったため、難を逃れました。そればかりか、月原から、今度の取引が成功したら、マカオに脱走しようと誘われ、MDMA密輸には犬を使うことを示唆されます。
早速、玲二は、警視庁の桃川千晶にその情報を伝え、海老塚刃の支配下にあるドッグショップへ潜入。奥のアジトで、玲二はドッグフードにの缶にひそませたMDMAを発見し、密輸の方法を察知したのでした。二人でその件を話し合っていた時、桃川はクレイジーパピヨンこと日浦が行方不明になっていることを打ち明けます。玲二は驚きますが、携帯電話で日浦に伝言します。すかさず、その携帯が鳴って、玲二が出ると、相手は日浦本人。
クロケンこと黒河剣太によって、日浦は命をねらわれているところを、拉致のようにして強引に救われ、長野県の廃病院で療養していました。「オレの完全復活を楽しみに待て」と告げて、日浦は電話を切ります。
玲二は、MDMA密輸方法、さらには桃川に情報が漏らさざるを得なかったことを、潜入捜査官養成係の赤桐と、麻薬取締り部課長の福澄、加えて元上司の酒見署長にまで打ち明けます。彼らは呆れて責めるものの、海老塚刃が轟周宝の隠し子であり、刃逮捕こそ轟周宝検挙につながると玲二を激励。銃撃戦用に、防弾チョッキを渡して、「死ぬなよ」と、酒見は言うのでした。
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2009年10月28日 (水)
漫画『サザエさん』8~12(長谷川町子全集8~12巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
8は朝日新聞に昭和30年11月から昭和31年9月まで連載されたものを、姉妹社発行22~24巻に収録されたもの。9は朝日新聞に昭和31年9月から昭和32年8月まで連載されたものを、姉妹社発行25~27巻に収録されたもの。10は朝日新聞に昭和32年8月から昭和33年8月まで連載されたものを、姉妹社発行28~30巻に収録されたもの。11は朝日新聞に昭和33年6月から昭和34年12月まで連載されたものを、姉妹社発行31~33巻に収録されたもの。12は朝日新聞に昭和35年1月から昭和37年9月まで連載されたものを、姉妹社発行34~36巻に収録されたものです、ぜいぜい。
もっともおもしろかったのは、8の前半で(姉妹社版22巻?)、ナミノ家にノリスケの母が育児の手伝いにやって来て、「本の知識に頼りすぎ。私は8人の子供を育ててきた」と、タイコを批判します。嫁のタイコは、かしこまるどころか、「なんて無計画な!」と、切り返すところがいい。たぶん、義母は悪感情を抱いたでしょうけれども、タイコの強気には胸がすっきりしました。
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そういうわけで、私は25日の昼前、前々日まで風邪ひきで37度4分の熱を出していたくせに、久しぶりに大阪のコミックシティに出かけてしまいました。
理由は、やむなしとはいえ、ずっと同人誌即売会離れをしていて、鈍りまくっている感覚をつかみたかったからだよ・・・・って、おいおい、HPの言葉づかいに変わってるぞ!
そりゃあもう、インテックス大阪名物のジャンボフランクフルトは、やたらキッチュで刺激的な味わいでボリュームもあっておいしかったが・・・・いや、そういう話じゃなくて!
(もう言葉づかいを元に戻すのは、あきらめたぞ)
ずっと、私は関西コミティアをほめまくって、すっかり創作系同人誌びいきになっていたが、自分は二次創作をやっている。わがフィールドをけなすよりは、よさを認めた方がいいよな、と、珍しく殊勝な気分で向かったのだが(単に、ジャンボフランクフルトや大阪のおいしいスイーツが食べたいためではないか、とも思う。ま、自宅でずっと寝ていたから、かえって疲れていたからな)、その結果、これだけは声を大に、いや、言葉を大きくして申し上げたい。
同人誌製作者ならば、目の前の客を無視するな!
以前、HP「まっとう屋」の「非日常放言」というコラムの特集そっくりになったが、本当に、信じられないことが、私の目の前と、私自身に起きてしまったのだよ。
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2009年10月25日 (日)
風邪で体調を崩し、また原稿の下書きによって盛り上がり、長々とご無沙汰して、ごめんなさい。
今日はカイジの本をお供にして、大阪のシティに行ってきます。イベントに、心身を慣らしておきたいから。それでは。
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2009年10月20日 (火)
書籍『地獄の在宅ワーク』(福田久美子・きんのくわがた社)の感想を申します。ネタバレを含んでおりますから、ご注意下さい。
皆さんのところにも、「片手間作業で日給○万円!」「メールができさえすれば、即日○万円で、月収はなんと○十万円! 期間限定情報!」などの怪しげなメールが一日に何通も届いているのではありませんか? そのせいか、相談サイト各種では、「在宅で高収入を得られるお仕事はありませんか?」「パソコンを使った在宅ワークで、○万円稼げる方法はありますか?」といった質問が目立ちます。
ま、怪しげなスパムメールを連発する連中が、一番悪いのですけどね。片手間で高額が稼げるのなら、イチローの記録も松下幸之助の偉業も、暇つぶしでできるってことになりますよね。あり得ない!
要するに、この本は「在宅ワーク=SOHO=楽な作業で高収入」という、多く広まっている、間違った先入観をぶっ壊し、在宅ワークの厳しさを伝えるとともに、在宅ワーカーを抱える企業側として、「派遣だろうが、在宅ワーカーだろうが、働く以上はプロ意識を持て! 指示書に従え! 納期を守れ! それができないやつは、在宅ワーカーになるな!」という、辛口の意見と事例が網羅されています。
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2009年10月19日 (月)
さて、私が今回で関西コミティアに一般参加者として入場するのは、4回目になるのでしょうか? 相変わらず、同じ内容(感動)ばかりを投稿するのはワンパターンですから、手っ取り早くご報告いたします。
関西コミティア関係者の方が、わざわざここ(激情ざっくばらん)へチェックしに来ないとは思いますが、実は私、今回は情けないミスをやっております。パンフレットであると同時に、参加サークル様の同人誌データ評論誌でもある、「ティアズマガジンかんさい」の誌上にて募集されていた、無料ハガキのアンケートを・・・・投稿しなかったのですな、これが!
(脱兎の勢いで逃走。しばらくして、戻る)
わーっ、ごめんなさい! 気がついたら、締切が過ぎていたのです。それで、締切後も受けつけていただけるのですが、もう何だか、面倒臭くなってしまって・・・・ちょうど、仕事も忙しかったから、一回くらいパスしてもいいよねと、怠けてしまいました。
おいおい、まめに感想を書くのは、私の数少ない長所だったはずでしょうが。同人誌愛好家として、情けないよ!
本当にごめんなさい。
自主叱責と謝罪でしたが、次からが本題。
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2009年10月17日 (土)
今日の午後、ついにというか、やっとというか、某印刷会社様からのDMが届きました。
震える手で、私が開封したところ。
冬コミ合わせの締切は、12月10日!
なのだそうです。
ゆえに、私は依頼のお仕事にてんてこ舞いしながらも、原稿を作成いたします。
まあ、連絡のトラブルのため、多忙になってしまいましたが、やれるだけやってみましょう。
そういうわけで、投稿内容がシンプルになってしまうかもしれませんが、ご了承下さい。
そんなことを言いながらも、「左脳がしんどーい!」とか、わめいて、長い感想を載せることもあり得ます。
自分の乱調子ぶりには、我ながら、お手上げ状態ですから。
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2009年10月14日 (水)
最近、沈みがちな私を元気づけようと思ってか、昨日、ダンナがレビューしたばっかりの、『化石コレクション』no.2を、no.3と一緒に買ってきました! しかも、行きつけの本屋さんなら、返品できてポイントももらえるのに、返品禁止の遠くの本屋で購入してしまったとは・・・・。まあ、私は思いがけず、no.3が手に入ったので、とてもうれしいです。
ありがとうございました!
しかし、買ってきたno.2は、どうしましょうね。直角石を二つ持っていても仕方ないし、捨てるのはもっと忍びないし、ブックオフ行きでしょうかね。小学生の子供がいる友達に、あげようかとも思います。
さらに、近所のコンビニで、『賭博黙示録カイジ』をゲットしました! 買い逃がしたと思っていたのに、うれしいです!
同時に読んだ『シグルイ』13巻は・・・・「わたしゃ知らんぞ!」と、大声で独り言か罵倒だかを言いました。
『鉄のラインバレル』『土竜の唄』『鉄腕バーディーE』・・・・『サザエさん』に夢中になっているうちに、書きたい感想が倍化してしまいました。
「激情ざっくばらん」は、日記というより、漫画メインの書評ブログになってきたようですね。
それもいいか?
それでもいいか!
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2009年10月13日 (火)
付録つき科学雑誌、『月刊化石コレクション』no.02(朝日新聞出版)の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意下さい。
この『月刊化石コレクション』、ネット上の評価を見させていただきましたが、価格が高いせいでしょうか、今一歩ですね。確かに、900~1500円にプライスダウンしてもらうか、それとも薄い本のページを倍々にしていただいた方が、もっと購入する方が増えるかもしれません。しかしながら、私は本の特集が、そのまま手元の化石で確かめられるから、結構快感です。
ちなみに、no.02に入っている化石は「直角石」と申しまして、約4億5000万年前のオルドビス紀に出現し、約2億年前の三畳紀まで生存した、「オルソセラス」というイカやタコの先祖の細長い殻の部分です。私の手元にあるのは、小指くらいの長さの直角石ですが、中央に重なっている白い殻の線が、なかなかきれいです。
原始的な生き物といっても、当時は最高の体のしくみをそなえていたのでしょうね。想像図のオルソセラスは、10本くらいの足を持っています。殻はなんと足の長さの何倍もの長さで、ジグザグの模様が走っています。
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2009年10月12日 (月)
漫画『ベルセルク』34巻(三浦建太郎・白泉社)の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意下さい。
クシャーン帝国大帝ガニシュカが使徒でしたが、グリフィスの実力だか魅力だかに焦り、ゴッド・ハンドをもしのぐ魔獣に転生。その姿は天まで届く、巨大などす黒い柱のようで、先端が手のような形をした、無数のこれまた大きな触手を持ち、何百、何千人と、自国の兵士を踏みつけて歩きます。ガニシュカの意識でさえも、断片化して、ほとんど思考ができません。そうこうするうちに、ガニシュカは火の玉をまき散らし、地からは彼の顔に似た木の根やウニに似た巨大怪物を数多く出現させながら、接近。ブリタニア正規軍の新(?)鷹の団、グリフィスの軍隊は、戦魔兵を本来の使徒の姿にさせて応戦。一般兵士と貴族は、いったんそのおぞましい姿に浮き足立ちますが、巫女のソーニャが一喝、「鷹とともに戦うか戦わないか」と叫んで自ら、根の怪物の元へ。その勇ましい姿に、皆、奮い立ち、使徒と人間が協力し合うという、信じられない光景が展開するのでした。
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漫画『サザエさん』⑦(長谷川町子全集7巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレを含みますから、ご注意下さい。
「朝日新聞」昭和29年8月から昭和30年10月まで、雑誌「若い女性」昭和31年1月号、4月号に連載された漫画が元で、姉妹社発行19巻から21巻に収録されたものです。
何となく、ワカメの活躍が目立ったお話が多かったように思います。道端に(! 今は絶対にやれない)ござを敷いて、ままごとをやるワカメは、実は隣りで同じようにござを敷いている、鍋や釜の修繕屋さん(! 今はたぶん、そういう方はおりません)の真似をしていたお話は、時代を感じさせてしまいます。そう言えば、傘の修理屋が家を訪問するエピソードも、別の巻にありましたが、なんだかつつましいというか、リサイクルは特別なことではなく、日本古来の美徳だったのですね。
後半(姉妹社版21巻?)、ノリスケとタイコの間に、ついに赤ちゃんが生まれました。未来のイクラちゃんですね。タラちゃんはすでに、サザエに負ぶわれる姿で登場していましたが、イクラちゃんはこれから、ああなった、こうなったと成長のエピソードが入るのでしょうか。
そう言えば、タラちゃんは当初はしゃべれなかったように思います。『サザエさん』ワールドは、しばらく変化や成長が楽しめそうです。それでは。
ご協力お願いします。

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2009年10月 9日 (金)
漫画『サザエさん』5~6(長谷川町子全集5、6巻 朝日新聞社)の感想というか、報告をいたします。ネタバレを含んでいますので、ご注意下さい。
5は「朝日新聞」に昭和27年4月から昭和28年1月まで連載された漫画が元で、姉妹社発行の13~15巻に収録されたもの。6は「朝日新聞」に昭和27年9月から昭和30年2月まで連載された漫画が元になり、姉妹社発行の16~18巻に収録されたものだそうです。
5前半(姉妹社版13巻?)では、ノリスケが波平の甥で、東京の新聞社勤めであることが判明しました。さらに、どのあたりだったでしょうか、5か、6だったかもしれませんが、ノリスケの苗字は「ナミノ」だそうです。ベレー帽をかぶった、調子のいい青年で落ち着いているようです。
さらに、後半(姉妹社版15巻?)、磯野家に小説家の伊佐坂一家が引っ越してきます。「似たもの一家」と、打ち違えそうになりますねえ。主人は「伊佐坂難物(いささか なんぶつ)」、妻は舟の学生時代の友人、「お輕(かる)」、高校生らしい長男「じん六」、中学生っぽい「浮え」と、やっぱり『似たもの一家』の登場人物ではありませんか。ま、別にいいのですけど。
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2009年10月 7日 (水)
漫画『サザエさん』④(『長谷川町子全集4巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレを含みますので、ご注意下さい。
④は「朝日新聞」に昭和26年8月から昭和27年4月まで連載されていた漫画をもとに、姉妹社が『サザエさん』10~12巻として発行したものを収録しています。
特筆すべきは、後半、つまり姉妹社版12巻に、ノリスケが初登場します。博多出身で、波平の身内。いきなり、日用品を磯野家に送りつけて、下宿します(この段階では独身)。波平は呼び捨てで、子供達は「おじさん」と呼び、マスオと同年輩で会社勤めですが、詳細は不明。平均的な体格の磯野家の面々の中で、立派な体格というか、将来のメタボ予備軍。ワカメから、「こんどで 四ハイめね」と、つっこまれるほど、大食い青年です。
よく言えば大らか、悪く言えば厚かましいノリスケは、私としてはどうも好きになれません。早く、磯野家から出て行け! と、他人事ながら思います(いや、他人事以前に、フィクションだって←自主ツッコミ)。
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2009年10月 6日 (火)
漫画『凍牌』(志名坂高次・秋田書店)7巻の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
6月の発行なのに、どこまで遅れているのでしょうか。もう、次の新刊が出るのでは? こういうのろさが私の本質なので、どうかご容赦下さい。たぶん、他の方の感想は、もっとおもしろいと思います(おいおい)。私としては、愛想を尽かさず、買い続けてよかったというか、新しい漫画本のうちで、もっともおもしろかったです。麻雀のルールをよく知らず、うまく説明できないのが本当に残念。
ストーリーですが、3つに分かれます。女性雀士アイとの決着、イカサマが得意な同級生、上野との再対決、全日本麻雀鳳位トーナメント出場というもの。メインで一番おもしろかったのが、上野との勝負。3つとも割りと独立していますから、あらすじ紹介は軽い方からいきましょう。
トーナメント編は、高校二年に進級したKが、久しぶりに平和な大会に参加しますが、いきなり小学生みたいな少年に大負けし、またコンビ打ちの不気味な二人組みに遭遇したところで、次巻へ続く。
冒頭のアイとの闘いは、カンによってKのあがりを阻止しようとしたアイですが、ハイテイ(最後の牌)はカンできないルールによって、逆にKにロンされてしまいます。こうして、流れはKへ。総合的に読むKに対して、アイは瞳からしか読めない弱点を露呈、Kの逆転勝利となりました。最後に、アイは父親から性的虐待を受けていたためにこの洞察力がついたと打ち明けたところ、Kは「弟を両親に殺されている」と答えるのでした。
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またまた、感想の補足ですみません。
私は、別作品のキャラクターが登場してくる点が、長谷川町子作品の特徴だと申しましたが、『似たもの一家』『仲良し手帖』は、どちらも出張ってくる人物はおりません。
ただし、『似たもの一家』の家族の名前、いささかなんぶつ、じんろく、うきえ、さらには、のんすけおじさんは、『サザエさん』をほうふつとさせます。いささか家のキャラクターは、アニメオリジナルなのでしょうかね?
『仲良し手帖』も、一番目立つウメコは、十年後のワカメといった雰囲気ですし、性格はほぼサザエです。おもしろいですねえ。
ところで、『サザエさん』3は読了しましたが、特に驚いたところはありませんでしたね。それでは。
ご協力お願いします。

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2009年10月 5日 (月)
漫画『サザエさん』2(長谷川町子全集2巻・朝日新聞社)の感想を、簡単に申します。ネタバレも含みますので、ご注意下さい。
『サザエさん』2は、姉妹社発行の4から6巻を収録したものです。「夕刊フクニチ」に昭和23年5月から昭和24年3月まで、「新夕刊」に昭和23年11月から昭和24年3月まで、「夕刊朝日新聞」に昭和24年12月から昭和25年7月まで、連載された作品と、加えて「週刊朝日」昭和24年3月13日号に発表されたものが元になっているそうです(長いよー)。
姉妹社版4巻の巻頭エッセイには、「サザエさんと私」というタイトルで、長谷川さんによる『サザエさん』制作のきっかけやアイディアの秘密などが、絵物語風に描かれています。これが、『サザエさん打ち明け話』の元になったのでしょうかね?
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漫画『サザエさん』1(長谷川町子全集1巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
長い『サザエさん』を読みだして、いきなり、感想かという自主ツッコミを入れたいところですが、この姉妹社版1から3巻を収録したこの本は、サザエの人生が劇的に変わっていきますので、記録しておきたく思ったからです。
本編は、「夕刊フクニチ」に昭和21年4月から、昭和23年6月まで連載されていたそうです。だから、食料の配給、闇市といった、いかにも戦後直後といったようなエピソードが多いです。
最初、サザエは家事手伝いをやっていましたが、波平の東京転勤にしたがって家族が引越し後は、出版社、ハロー社に勤めます。それから、姉妹社版3巻の巻頭の「ことば」によれば、サザエは「読者のみなさまへ」と題して、「フグ田マスオと結婚して、タラちゃんが生まれた」ことを文章で報告しています。それから、漫画では、新居である借家を、大家が勝手に売り払ったため、近所にある実家、磯野家に夫や子供をつれて引っ越してきた、というわけです。3巻になって、ようやく『サザエさん』のバックグラウンドがそろうわけですね。
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2009年10月 4日 (日)
漫画『別冊サザエさん』(長谷川町子全集30巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意下さい。
この本は、雑誌「若い女性」「少女クラブ」「週刊朝日」「婦人倶楽部」などに発表された漫画を、姉妹社が発行したものをまとめています。『サザエさん』の別伝や外伝というより、単に発表の場が異なっているという感じですね。形式は1ページに3つの大コマで、5ページ以上と、通常よりは多めです。
どれもこれも、おもしろかったですよ。登場人物達の描き方が、発表時期に応じてなのか、かなり変わっていくのも興味深かったです。スクリーントーンはなく、背景の小物や人だかりなどをきちっと描いているのは、私としては好ましいです。たぶん、私のトーンばっかり漫画嫌いなのは、感覚が古いからなのでしょうね。
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2009年10月 3日 (土)
2日間、投稿せずにいましたね。ですから、漫画『仲良し手帖』『新やじきた道中記』(両方とも長谷川町子全集31巻に収録・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意ください。
『仲良し手帖』は、雑誌「少女」に昭和24年2月から昭和26年8月まで連載されていたものを、姉妹社より発行されたもの。主人公は、ウメコ、マツコ、タケコの女子学生。高校生っぽく見えるのですが、家庭教師に簡単な英単語を教えられるエピソードからすると、中学生なのでしょうか? 物語は、両親が北海道に転勤したため、祖父母を頼って、ウメコが上京して転校してきたところから始まります。1ページ3コマ、ページをいっぱいに使う格好で、8から10ページ前後のエピソードが語られます。一話完結で、ラストがラストっぽくなく、唐突に終わっているのも、今までの長谷川さんの作品どおり。
さて、この『仲良し手帖』、おもしろくないわけではないのですが、何度も読むつもりにはなれません。三人の元気な女子学生が主人公であれば、学園コメディっぽくなるはずが、学校の外や家のお話が多いからでしょうか。何となく説教臭いというか、かっ飛んでいる感じがしないのです。彼女達の制服が黒のベストに長いプリーツスカートで、重く見えるからでしょうか。長谷川さんはこのお話をものにしておらず、どのようなギャグを書くべきかと、無理をしながら描いていたような気がしてなりません。
それでも、「間違った切符を切った」「代用パン」といった表現や言葉、また、彼女達が家で私服姿でいる時、いつも下駄をつっかけて出かけるのが、やはり時代を感じさせます。当時に女子学生だった人はなつかしいし、昭和史を知りたい方にはいい資料になると思います。
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