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2009年12月に作成された記事

2009年12月30日 (水)

東京のおいしいもの・その3

巣鴨にある、みずのにていただいた、塩大福です。
他にも、名物塩大福のお店はありましたが、こちらが発祥と知って、店内でいただいてきました。
みたらしだんごと塩大福の和菓子セット、230円です。激安ですが、おだんごがつくり置きなのが惜しい!
お目当ての塩大福、私は塩がまぶされた大福を想像していましたが、見かけはまったく普通というか、やや小振りかもしれません。しかし、ひと口頬張ったら、じわあっと、おいしさがにじみ出てきます。つぶ餡に、塩を使っているのですね。小豆の、ほんわりした本来の甘さや持味がうまく生かされています。
たたし、大福ですからね、注意しないと、食べ終わったら、口のまわりが粉だらけというか、白くなってしまいます。
おいしさは、太鼓判です。何せ、一気食いして、写メするのを忘れたほどですから。(;^_^A

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東京のおいしいもの・その2

りんかい線、国際展示場駅のドトールです。チェーン店だと、あなどるなかれ。東京で、私好みの濃いコーヒーが飲めない不満を解消してくれる、ブレンドが絶品です。
明日もコミケがありますから、お買物後のご休憩にいかがでしょうか。
今日の収穫に満足したり、明日からの日常生活に対してファイトを燃やすなど、途切れない人波をながめながら、ある種の非日常というか、独特の、まったりした気分が味わえますよ。(;^_^A

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東京のおいしいもの・その1

東京のおいしいもの・その1
神田明神前、天野屋さんの甘酒です。今日の十一時頃にいただきました。
甘さ控えめながらも、濃厚な味わいが特徴です。添えられている味噌?も、いいお茶請けになってくれています。
他に、田舎汁粉や葛餅などもありますが、私は迷った挙げ句、いつもこれ。(;^_^A 冷やし甘酒もあります。
骨董品店のような店内も、雰囲気たっぷりです。神田明神ご参詣の際には、ぜひどうぞ。

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昨日はありがとうございました!

昨日は、久しぶりにサークル参加をいたしましたが、いろいろと、ありがとうございました!
でも、お待たせした方、すみませんでした!
くわしくは、またご報告します。

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2009年12月29日 (火)

もうすぐ開場(^-^)

あと10分ほどで、コミックマーケット77の一日目がスタートします。
紅林はN-40aにおります。あいにく、アメなどは用意しておりませんが、貼りつけカイロはありますから、興味のある方はいらっしゃいませ。m(__)m

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2009年12月28日 (月)

ああ、お気楽、極楽

今、ひかり482号に乗って上京しているところです。
時間はかかりましたが、ペーパーもできました。
パンなぞを軽く食べ終わりましててそろそろ、封印し続けたコミケカタログのチェックをしような?
しかし、今、心地よい眠気に襲われています。どうしよいかなあ?

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2009年12月27日 (日)

イベント前って、どうしてバタバタするのでしょうか?

 新刊情報は、先ほどアップしましたが、次のとおりです。

オフセット本
 『風をつかまえて№2 ハード&ルーズ』
コピー本
 『ここで終わる予定でした ハード&ルーズ カバー本』
 『ここから始まる予定です ブルー・シリーズ CM本』

 スペース№表示や説明文などもやり終えましたが、やはりペーパーも作成すべきでしょうか?
 もう一つ根性があれば、やってみますけれど、微妙。
 今年はどうして、こんなにスムーズではないのでしょう?
 ライターのお仕事で、ドタバタだったからでしょうかね。

 それでは、もうひとがんばりします。
 お休みなさい。

 

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2009年12月26日 (土)

『サザエさん』13の感想

 漫画『サザエさん』13(長谷川町子全集13巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。
『サザエさん』13は、朝日新聞に昭和37年5月から昭和38年5月まで掲載されており、姉妹社版37巻から39巻に収録されたものをまとめています。これで、『サザエさん』の感想もラストです。
 特筆すべき部分は、姉妹社版37巻(?)に掲載されたであろう、磯野家のご先祖のこと。カツオが、「うちの先祖で有名な人は?」と、たずねてきたので、波平は答えたのです。
「ご維新の頃、磯野藻屑源の素太皆(いその もくず みなもとのすたみな)という人手、お彼岸におはぎを38食べて、大評判になった」
 何巻だったか、そのご先祖が波平の夢枕に立ったエピソードがありましたが、外見は波平そっくりでしたね。あれが、藻屑源の素太皆だったのですか。私としては、サザエ、カツオ、ワカメのいとこ、おじやおばについても語ってほしかったですね。伊佐坂一家は、どうなったのやら。
 それでも、磯野家には、実は現代人と大きく異なる美質があるのです。すべてのお話を読んだ今だから、申し上げましょう。

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2009年12月21日 (月)

次から次と! でも・・・・

 何とか、今日はKOF原稿をやりたくて、ライターのお仕事を徹夜で終わらせ、昼頃まで寝ておりましたが、即座に別のお仕事の依頼!
 図書館へ本を返却に行ったら、すれ違いっぱなしの『サザエさん』13巻がありました。他にも、『サザエさんの東京物語』『ロングロングケーキ』を借りてきて、浮き浮きしながら帰宅したら、不採用のおわびの通知が到着していました。
 さらに、メールを開ければ、依頼主から、「締切は24日ですよ」とのお知らせ。
 ハードルを越えたら、もっと高い障害物が待っていた、なんて・・・・頭がくらくらします。
 へこんでいますが、へこたれません!
 ファイトです、私!
 このブログも、充実させてみせますよ!

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2009年12月18日 (金)

ゴスペラーズ・ライブの失敗談

 恒例の「私の失敗」話です。
 ライブの途中、黒沢君がプロデュースした「女優ミラー」を熱心に宣伝されていましたので、ちょうどコンパクトが欲しいなと思っていた私は、終了後に買うことに決めました。
 それで、知人達と別れる際(みんな忙しいですから、個別に行動しますよ)、「私、黒沢君が言ってた、『美容ミラー』を買いに行ってきます」申したところ、すかさず、「そりゃ『女優ミラー』やろ?」と、ツッコミを入れられました。
 ハイ、そうです。どこがどうして、「女優ミラー」が「美容ミラー」に変わったのだか? 私の記憶力なんて、そんなものです。
 当の「女優ミラー」ですが、ダンナが輝くLED(発光ダイオード)を珍重して、誰の所有なのか、わからなくなってきています。
 1つ3,000円。黒沢君ファンの方、いかがでしょうか?
 ファンサイトで、通販してもらえるといいですね。

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2009年12月17日 (木)

ゴスペラーズ坂ツアー2009“15周年漂流記 秋冬”の感想

 昨日、グランキューブ大阪で行なわれた、ゴスペラーズ坂ツアー2009“15周年漂流記 秋冬”の感想を申します。いつものネタバレに加え、私自身、曲名も振り付けもメンバーのプロフィールさえ、あまり知っておりません。単に、彼らが好き、彼らの歌がお気に入りという、手抜きファンです。悪気がないとはいえ、とんでもない間違いをしているかもしれませんが、それでも許してやろう、という方、どうぞお読みになってください。
 スタートは、たぶん18時40分から50分頃。ライトがすべてオフになって、ステージの下のみが点灯されて、私達が注意を奪われているうちに、一段上からメンバー登場。しかしながら、最初の曲からして、私は知りませんでした。聞いたことあるよな、ノリがいい曲だよな、なんだっけな~という感じです。
 何度も、知らない曲にあうと、私は途方に暮れてしまいますので、今回も最新アルバム『Love NotesⅡ』に添付されている、歌詞ブックを持参したのですが、あまり役立ちませんでした。そんな私の所作に、知人3名はなぜか大笑い。「わからない曲? 別に、のんびり聞き流せばいいやん」「新鮮に聞けるで」という意見に、なるほどと、私は目からウロコが落ちた思いでした。
「The Ruler」「告白」と、酒井ファン及びリーダーファンに、うれしい曲が続きます。7曲目から、北山君が、「ラグジュアリーな気分にひたって、座ってください」と言ってくれたので、私達は着席。この時か少し前か、「マイクロフォンナンバー1、愛知県刈谷市出身、天秤座B型、酒井雄二」と自己紹介があったと思います。みんな言ってましたけど、私は酒井さん一人の記憶しか自信がないので、省略いたします。

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2009年12月16日 (水)

ツアーバスです

ビルから表に出てすぐのところに、停車していました。終了時間は、およそ21時40分。
今は帰りの電車の中ですが、今晩中にライブの感想をアップできるかどうか、微妙です。
期待しないで、お待ちください。
何しろ、巨大ナマケモノの紅林ですから!(;^_^A

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ゴスペラーズのライブ、終了!

出口に貼ってあった、今夜のメニューです。はっきり写ってなくて、少し残念。(;^_^A

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今晩は、お楽しみ

グランキューブ大阪で、ゴスペラーズのライブを楽しんでまいります。それでは。

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『セキララ結婚生活』の感想

 漫画『セキララ結婚生活』(けらえいこ・講談社文庫)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意ください。
 イラストレーターのえいこさんと、雑誌編集者のしんじさんが新婚生活を始める、という、シンプルでほのぼのした絵柄ながら、私のような既婚女性にとっては、なかなか身につまされる、思い当たる、結婚の夢と現実について語られます。四コマではなく、普通の漫画の形式です。デフォルメが効いていて、かわいくないわけではありませんが、下品になるギリギリというところですね。
 エピソードの合間に、「汚い夫のしつけ方・神経質な妻の慣らし方」など、おもしろ痛いコラムやアンケート結果などが入ります。

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2009年12月14日 (月)

しばらく作業中につき

10日で入稿は終えましたが、他にもHPの更新やコピー本、ペーパーの準備がありますので、しばらく(一週間ほど)こちらから離れています。
 元気にしています(ふてぶてしい、とも申します)から、ご心配なく。
 こういう機会でしか、私は根性を出さないのですね(笑)。困ったものです。

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2009年12月12日 (土)

『かつおちゃんとわかめちゃん』①の感想

 漫画『かつおちゃんとわかめちゃん』(長谷川町子・朝日新聞社【文庫】)①の感想を申します。ネタバレを含みますから、ご注意ください。
 タイトルからして、私は、『サザエさん』からカツオとワカメの活躍するエピソードを選んだ作品かと思っていたのですが、これは姉妹社より発行されたものだそうです。およそ1ページにつき、3コマで、6~7ページほどの短いお話が収録されています。絵はやや古い描き方で、『かつおちゃんとわかめちゃん』がテーマで、長谷川さんが、わざわざ、描き下ろしを行なったそうです。
 描かれている内容も古ければ、表紙イラストも古く、切れてしまったワカメの下駄の鼻緒を、カツオが真顔でつけてやっていて、ワカメもすっかりお兄ちゃんを頼りにしている様子で、片足を上げた格好で、カツオにもたれてかかっている、という、まあ現在では、めったに見られない、ほのぼのとしたものです。
 珍しく、サザエが脇役で、舟、波平の出番も少なく、代わりにカツオやワカメの友達が、大勢登場します。マスオは登場しませんでしたから、サザエが独身の頃のお話でしょうね。

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2009年12月11日 (金)

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・(エンドレス)

 カテゴリーの中に、「バカにつける薬」というのを作った方がいいのではないかと、真剣に思っております。

 昨夜、無事に入稿できました。
 徹夜同然でしたので、今日はお昼近くまで眠っていました。
 それはいいとして。
 起床した瞬間、奥付に印刷会社の名前を入れていなかったことに、気がついたのでした。
 そして、タイトルの事態となります。
 あああ、営業終了時間ぎりぎりにやって来るし、安い料金しか頼まない、最悪の客が、薄情なことをしてしまいましたよ。
 だから、ここで宣伝します!
 ごめんなさい、くりえい社様!

 同人誌製作者で、小説書きの方々、くりえい社様はいいですよ!
 本文印刷の美しさは、ため息が出るほどですから!
 お得なパックも充実しています。
 ぜひ、どうぞ!

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2009年12月 8日 (火)

サブタイトル決定!

 新刊のサブタイトルが決まりました。
『ハード&ルーズ』と申します。
 どうぞ、よろしく。

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2009年12月 7日 (月)

『月刊化石コレクション』no.04の感想

 化石つきの科学雑誌、『月刊化石コレクション』(朝日新聞出版)no.4の感想を申します。ネタバレだらけですから、ご注意ください。
 さて、せっかく、本物の化石がついている! のが売りの『月刊化石コレクション』なのに、今回も今イチ。「モササウルスの歯」なのですが、見本の方がずっと立派で、私の手元にある実物は、小さーい! これが、本当にモササウルス? と疑うほどです。来月はサメの歯、その次が恐竜の骨といった、化石ラインナップですが、あまり期待しないでおきましょうっと。
「モササウルス」特集ということで、no.4はいつものカラーイラストもそうですが、写真が充実しています。満載です。豪華な気分になれます。ただ、爬虫類恐怖症の方にはお勧めできませんね。

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2009年12月 6日 (日)

『紙の砦』の感想

 漫画『紙の砦(とりで)』(手塚治虫漫画全集274巻・講談社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意ください。
 これは短編集で、一つのギャグ(『という手紙がきた』という作品)をのぞけば、すべて手塚治虫さんの若かりし頃、つまり、厳しい勤労奉仕をやらされながら必死で漫画を描いていたり(『紙の砦』)、とてつもなく空腹であったり(『すきっ腹のブルース』)、戦後の思い出を語ったり(『トキワ荘物語』『動物つれづれ草』)、戦後間もない駆け出しの頃から、理想の漫画を目指して奮闘する姿を描いていたり(『がちゃぼい一代記』『どついたれ(抜粋)』)と、エピソードがやや重なっております。その上、主人公はほとんど手塚さんか、手塚さんそのものの主人公、つまり夢はあるけれども、空気が読めず、おべっかも使わないから、軍の教官からなぐられ続ける、不器用な青年ですね。これは、水木しげるさんの自伝漫画に共通しています。空腹に苦しみ、なりふりかまっていられなくなるところも似ています。違うのは、手塚青年が、ひたすら「漫画を描きたい!」と熱望している点です。これは、情熱というより、恋情に近いのでは?

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2009年12月 3日 (木)

『サザエさん』23の感想

 漫画『サザエさん』23(長谷川町子全集23巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレはあるかもしれませんが、あまりおもしろくない内容かと思いますので、ご注意ください。
『サザエさん』23は、最終巻です。朝日新聞に昭和46年3月から昭和49年2月まで掲載され、姉妹社版67巻から68巻に収録したものをまとめてあります。他に、『町子かぶき迷作』シリーズとして、68巻の巻末に収録された漫画が4本。週刊朝日の昭和30年10月10日号、昭和31年8月10日に掲載され、姉妹社版34巻に収録された漫画が2本。未発表と英訳『サザエさん』と『いじわるばあさん』。文藝春秋漫画読本の昭和38年2月号、昭和39年2月号に掲載され、姉妹社版よりぬきサザエさん4巻に収録された漫画、『意地悪おてつだいさん』と、豪華てんこ盛りの内容です(調べて打つのが、しんどいよ~)。まだ読めていない13巻は、借りられるのでしょうかね? それは私の心がけ次第ということで。
『サザエさん』自体は、おもしろくないわけではありませんが、『いじわるばあさん』『エプロンおばさん』といった他の長谷川作品同様、唐突に終わっています。4コマ漫画の終わり方って、難しいですね。

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2009年12月 2日 (水)

『月刊化石コレクション』no.03の感想

 雑誌、月刊『化石コレクション』(朝日新聞出版)no.03の感想を申します。ネタバレのオンパレですので、ご注意下さい。
 no.03はアンモナイト特集です。アンモナイトといえば、ペルム紀末に絶滅した、ゴニアタイトの後を引き継ぐようにして、三畳紀からジュラ紀にかけて栄え、白亜紀末に絶滅した、もっとも有名な化石です。その特徴的な渦を巻く殻のフォルムは、私が今さら説明するまでもありませんが、しかしまた、謎めいた生き物なのです。
 もっとも驚いたのは、場所によってはボコボコと大量に発見される、ポピュラーな化石であるのに、殻の部分しか発見されていないことです。軟体だから化石になりにくいのかというと、よく似た仲間のイカ(ちなみに、オウムガイ、タコ、イカは、ペルム紀末と白亜紀末の大絶滅を両方とも生き延びています。すごい。私は回転寿司で、もっと感謝と敬意をこめて、タコやイカを食べることにします)の化石はちゃんと発見されているのです。だから、アンモナイトのイラストはすべて、殻をのぞけば触手も目玉も、オウムガイの姿を参考にした、想像の産物であり、いつか、世界のどこかでアンモナイトの軟体部の化石が見つかったら、世紀の大発見となるそうです。がんばれ、化石マニア、化石フリーク!
 その殻も、様々な色や形状があります。何よりも、ホースをぐちゃぐちゃに曲げて放置したかのような、奇妙な巻き方のアンモナイトが白亜紀に出現しているそうです。これをニッポニテスと呼び、その名のとおり、日本で初めて発見され、ロシアやアメリカでも見つかっているとか。曲がりまくった殻では、泳いだり隠れたりするのも大変だったはずなのに、どのようなライフスタイルだったのか、謎であるそうです。
 はーい、紅林の仮説では、幼いうちに寄生虫にやられていたのではないかと思います。現在もカタツムリに寄生して、ツノの部分を太く大きく(しかもエグく)、すっかり変形させてしまうものもいるのですから。そして、寄生虫は浮気をしない、じゃない、種の違う生物に寄生しません。アンモナイトのみに特化したその謎の寄生虫は、アンモナイトの絶滅および軟体部とともに、永遠に消失したのではないでしょうか。
 そのようなわけで、目からウロコが落ちっぱなしの特集でした。でも、しかし、肝心なおまけの化石が小さい! 地味! 当たりハズレが大きいのでしょうか。
 それでも、科学情報誌は、下手な時代小説、大河小説、携帯小説なんぞよりも、ずっとおもしろくて、わくわくして、人生観や価値観を揺るがしてくれます。私なんぞは、90パーセント以上の生物が死んでしまった、ペルム紀末の大絶滅を知って、神様はいないのかと、悲しくなってしまいましたね。そして、タコやイカの存在により、救われた気分になりましたけど。
 科学情報誌は種類によりますけれども、イラストや写真でイメージがふくらむところがいいと思います。絵本や図鑑に夢中になった子供の時の感覚が再現されますし、視覚によってダイレクトに伝わるところも、小説などでは味わえませんから。やっぱり、化石はロマンだ、新しく知るのは至上の快感だと、私は感じ入るのでした。それでは。

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2009年12月 1日 (火)

『サザエさん』20の感想

 漫画『サザエさん』20(長谷川町子全集20巻・朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレですから、ご注意ください。
 20は朝日新聞に昭和44年4月から昭和45年5月まで掲載されたのを元に、姉妹社版58巻から60巻に収録されたものを、まとめています。後半(姉妹社版60巻?)で、ご近所の奥様たちを前に、ニワトリの真似をするカツオを発見したサザエは、みっともないと言って出て行きますが、「こうするのよ」と、自分がさらにおかしなニワトリの形態模写をやる、というお話がおもしろかったです。サザエは基本、目立ちたがり屋でサービス精神旺盛のようです。カツオあたりと肉弾戦のケンカをすることもあって、主婦の枠からはみ出しているから、私は好きです。
 今頃になって気づきましたが、ナミノ家の主婦、タイコはあまり磯野家と親しくないようです。カツオやワカメがよく遊びに来ていますが、サザエとタイコって、しゃべったっけ? という感じです。
 それから、アニメでは、居間に一同勢ぞろいして、めいめいが、「あんなことがあった」「こんなおもしろいものを見た」と、報告し合い、笑ったり、驚いたりなぞしているシーンが多いですけれども、一同がそろうこと自体、あまりありません。あったとしたら、ハイキングなどでお出かけする場合です。
 4コマとはいえ、これほどの長編? 長期連載?なのですから、ツッコミどころ満載なのですけれども(太平洋戦争後からの昭和の庶民の生活を調べるのに、最高のテキスト!)、あと2巻分で終わりです。それでは。

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