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2010年1月 3日 (日)

『凍牌』8巻の感想

 漫画『凍牌』(志名坂高次・秋田書店)8巻の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。今度こそ、さらっとご紹介しますからね!
 8巻は7巻に続いて、麻雀の全国大会、竜鳳位戦予選。大きく出遅れたKですが、見る間に追いつき、畑山と同じ卓で闘った際には、予選1位の彼をしのいで圧勝。どうにか、ぎりぎりで予選を通過します。そんな華々しい活躍をしたために、当初にねらい撃ったサングラスの男に、Kはからまれかけますが、偶然、畑山が割りこんできます。実は、サングラスの男は暴力団関係者で、畑山はあらぬ疑いをかけられ、激しい拷問を受けて死にます。サングラスの男の暴虐は、さらに「氷のK」へ及ぶのですが、それは同じ登録名のもう一人のK、つまりKから勝利した少年に向かいます。

 高津から、少年の焼死と畑山の失踪を聞かされ、Kは愕然とし、力を貸してくれるように頼みます。二次予選で、Kはサングラスの男と再戦しますが、イカサマもすれば審査員も使うという、容赦ない戦法で男から大勝し、彼の真の目的を聞き出すのです。しかし、サングラスの男は、口から出任せを言って、まんまと逃げようとするのですが、逆にKは、高津組の者に待ち伏せさせて、彼を拉致させます。けれども、彼は拷問されても口を割らずに死にました。
 高津ともども、竜鳳位戦は裏でただならない動きがあると、考えるK。Kは関東地区1位で突破しますが、関西地区には高津と因縁浅からぬ「40年無敗の男」大辻が、そして、九州地区では堂嶋が登場します。Kに伏せられている、アミナの病気もどうなるのでしょうか。
 見どころは、最初は純粋に麻雀を楽しもうと、のほほんとしていたKの表情が、少年や畑山の死を知って、「この大会は何か重大な裏がある」と察してから、極悪というか、凶悪な面構えに変わってしまうところです。逆に、サングラスの男は、絶対に負けられない切羽詰った表情が、死の恐怖にすり替わっていきます。
「僕の麻雀は この瞬間から ただの凶器となる」
「Kはこの一半荘で 俺を殺すつもりだ」
 もう、Kはまっとうな人生を送るのは、不可能かもしれません。
 さらに、そのように変貌するKを見守る高津が、妙にうれしそうなのが気にかかります。土下座をして頼みこむKを見下ろす高津の、勝ち誇った表情には萌えました! 『凍牌』女性向同人誌って、どなたか創っていただけると、うれしいですねえ。
 先のストーリーが予測できないまま、9巻へ続きます。次は、アイが登場するようで、また楽しみです。それでは。

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