意外な魅力-『バビル2世』
先日、私の愛人の一人であるI図書館から借りてきた、秋田書店発行、愛蔵版の『バビル2世』を読んでおりますが、これが予想した以上におもしろいので、びっくりうれしい。感想というほどではありませんが、ネタバレがありますから、ご注意ください。
と言っても、全巻借りておらず、2巻まで(単行本では何巻にあたるのでしょうね?)です。それでも、かなり、読了したら、きっとこちらへ感想をアップするつもりですので、どうぞお楽しみに。
どうして、私がこの漫画を選んだのか、そして、なぜ今まで読まなかったのか。それらの理由は(横山光輝ファンおよびバビル2世ファンの方、ごめんなさい!)、原作者の横山さんの絵が、脇役はともかく、主役が全員同じ顔に見えてしまって、手抜き臭くていやだったのですが、『サザエさん』もそうだったように、長らく読まれて、大勢のファンを惹きつける魅力を知りたかったからなのです。
私は横山作品がくわしくなく、バビル2世も劉備も、闇の土鬼もマーズも、天童も、すべて同じ、まるで能面のような、つまらない二枚目顔と、批判する予定だったのですよ(ごめんなさい! ウイルスや迷惑コメントはやめてください!)。しかし、少なくとも、『バビル2世』に関しては、違うようです。
止め絵というか、表紙などでは、一見、毒にも薬にもならない二枚目顔(だから、ごめんなさい!)ながらも、ライバルのヨミと対峙したり、にらんだりする表情が、明らかに不敵で戦闘的! すでに、バビル2世はヨミよりも圧倒的に強く、おもしろくない展開に行きそうなのに、ぎりぎりで持ちこたえて方向転換し、意外なストーリーへ引っ張って行きます。
ツッコミどころは満載なのですが(どうして、バビル2世には学ランばっかり着ているのか? 彼がバビル2世になる前は浩一という名前だったのですが、今のところ、姓が不明なのです)、不思議とギャグには流れず、どシリアスのまま、押せ押せのストーリーが進行します。
とにかく、私は、ヨミをにらむ(いきなり部下から殺されそうになったから、疑ってかかるのは当然としても、ヨミの正体をよく知らないうちに、すでに宣戦布告!)、敵の探索ロボットの失敗に、「はっはっは こいつはいい/性能のいいのも時によりけりだな/はははは」と、そっくり返って大笑いするし(正義の味方らしくなーい!)、ヨミの部下から情報を読み取るや、即行で基地を破壊にかかるとか(正義の味方は、普通は受身ですよね? 基地にはヨミの部下とはいえ、生身の人間がいれば、彼らを殺してしまうかもしれないと、考えないのか?)。
バビル2世は、きっとO型でしょう。逆に、あれこれ緻密な作戦を考え、部下に細かい指示を行なうヨミは、私と同じ、A型と見ましたね。
これで、もし、万一、仮に、ひょっとして、もしかすると、私がはまってしまったら、おわびの印に、HPのまっとう屋どんべい商店に、バビル2世とヨミの、エッチな小説でも書いてアップしますね。それでは。
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コメント
こんにちは〜。
もしかして紅林さんが『バビル2世』を読み始めたのは、ヤンチャンの『ザ・リターナー』を読んだ所為ではないかしらんとみましたがw。
浩一のフルネームは「山野浩一」です。
ただこれが分かるのは続編?の『その名は101』だったりしますがね…。
詳しくは↓を読んでいただくと分かりますが、ネタバレに値するのでお気をつけ下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/バビル2世
ここだけの話ですが、小さい頃アニメで観た時はバビル派だったんですが、後になって原作を読んだ後は断然ヨミ派になってしまいましたね、私の場合。
あんな部下想いの悪役は他にはいませんよー。
投稿: 火鷹深雪 | 2010年3月 6日 (土) 09時09分
お久しぶりです。
また、情報を提供していただいて、ありがとうございます。一応、バビル2世を読了してから、サイトを確認いたしますね。
浩一は、山野浩一ですか。割と一般的なのですね。
でも、どうして、私がヤンチャンを読んでいたことがわかったのでしょう?
「何だコレ」という感じを抱いたまま、図書館で発見して、勢いで借りてしまいました。
バビル2世とヨミは、見事に好対照ですが、これからどうなっていくのか、楽しみです。
現在、ロプロスが、バビル2世と、ヨミが変身したバビル2世ダッシュにふり回されているシーンを読んでおります。
投稿: 紅林真緒 | 2010年3月 6日 (土) 21時05分