『ヤングアニマル嵐』2010年№6の感想
『ヤングアニマル嵐』2010年№6の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。好みのお話、印象に残ったものだけを書いています。
ついに最終回となった、『ハイジンクエスト』(山田みらい)です。まあ、無難というか、京介とユウコはネットゲームを通じることによって、現実世界でもいい関係になった、ということで。私は肝心なネトゲのルール、記号? 顔文字?みたいなものが、さっぱりわからず、盛り上がれませんでしたが、唯一、腐女子属性の妖精ちゃん?のツイート、じゃない、つぶやきや会話が、わが身を見ているようで、おもしろかったです。
ところで、腐女子と対談したコラム、『あかほりさとる緊急対談』と、彼女達によって、あかほりさんと編集のN島さんをBL化した『ヤングアニマルさとる』。・・・・いや、別に、無理していただいて、我々(!)のことを理解していただかなくてもいいです。私だって、(自主規制)といったマニアの方々を、黙殺しているのですから。だから! よく知らない一般人に対して、変な先入観を植えつけないでくださいよ。
『ふたりエッチ』(克・亜樹)、梨香、いつの間に、香取真一なんてIT企業の若社長と結婚したのでしょう? いや、そりゃあ、毎回も購入していないし、私の記憶違いもありますね。しかし、専業主婦になれと言い、元カレの山田と相談するとは、香取はいやなやつだと思います。がんばれ、復活愛だ、山田! できることなら、(私好みの)三角関係になってください!
『素人AV女優』(川本貴裕)、この方のお話に登場する女の子は、個性はあっても、ことごとく巨乳で、ストーリーのパターンもいつも同じなのですが、つい読みふけってしまいます。女の子がかわいいこと、オチが(これもパターンですが)幸せであること、ツッコミ役の良識派っぽい飼い猫がおもしろいからですね。できれば、AVと実際のエッチとの違い、AVで性感帯開発アリとか、豆知識みたいなエピソードも盛り立てていただければ、もっとこの漫画が好きになると思います。
残念ながら、新連載や佳作受賞作品もありましたが、女の子の登場する漫画でよいと思ったのは、上記2本のみ。男性作家特有の描き方というのですか? べちゃっと、密着しているような、近視アングルはやめてほしいですな。
『ガブメント』(林崎文博)、いたいけな赤ずきん少年の一人が、巨大ハサミで、テールヘッドの胴体を両断! 彼女は、「赤ずきんが仲間を殺した」と言っていたし、悪者はどっちだ?
『13DOGs』(張慶二郎)第10話、女医はドッグ7の星野をだまして毒殺し、その死体に成りすまして、外への脱出をもくろみます。実は、彼女はストーカー殺人犯。けれども、薬物に関しては、星野の方がよく知っており、飲んだふりをしただけ。星野はさらに、ルールを逆手に、女医を刺殺します。何て殺伐とした世界。でも、いったん殺人を行なってしまった者は、すでに人間としてのリミッターがやぶれているのかも。一見、平凡そうな星野の怜悧さは怖いです。前回の「デスレイパー(死を強姦する女)」も強そうだし、主人公の青山、大丈夫・・・・じゃないでしょうね。
最近、やけに長々書くから心配していましたけれども、少しは短くできましたね。それでは。
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