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2010年5月 3日 (月)

『土竜の唄』21巻の感想

 漫画『土竜の唄』(高橋のぼる・小学館)21巻の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。21巻はキリよく、其之二百から開始です。
 あらすじは、日浦と一緒に、玲二は轟周宝会長の屋敷に到着します。日浦は轟に、自分の組を立ち上げたいこと、その暁には玲二を若頭にしたいことを告げ、代償として蜂之巣会若頭の鰐淵を、兄弟分の玲二とともに抹殺することを約束します。轟は承知して、日浦を下がらせてから、玲二と対面します。早速、先日のMDMA取引失敗を責められ、玲二は窮地に立たされますが、轟は意識不明で入院している海老塚刃を殺せと、命じます。日浦には、クスリはご法度と偽る一方、不利な証言をさせないよう、実子の刃を葬り去ろうというわけです。玲二はあらためて、轟に慄然とするのでした。

 玲二は病院から仁を運び出して、倉庫へ行きます。そして、轟のボディーガードの眼前で、仁の胴体を電気ノコギリで切り裂きます。ボディーガードは玲二の猛悪さに呆れて去りますが、その仁の死体は、実は玲二の協力者、赤桐と酒見署長の共同演技。本物の刃は、安全な場所へ移動されていました。彼らはホームレスに変装して、福澄と合流し、情報交換を行ないます。やはり、自主した阿湖では、轟逮捕の決め手にならず、玲二の奮闘に賭けるしかないのでした。
 一方、阿湖義組の事務所が、蜂之巣会系トライク集団に襲撃されます。舎弟の山田から知らせを受け、玲二は急いで現場に向かい、リーダーを倒します。が、蜂之巣会の仲間は大勢おり、玲二は素手同然。このピンチに、日浦、続いて何とクロケンこと黒川が現れ、瞬時に倒してしまいます。 日浦は明日の夜8時、大阪の通天閣に集合命令を出して、黒川、玲二、山田にピストルを与えるのでした。
 新幹線で大阪に到着した玲二は、モグラ(潜入捜査官)として、難しい新たな任務に燃えます。しかし、うまくいくのでしょうか。

 見どころは、玲二が早々に、とんでもない難問を二つも抱えるところですね。刃暗殺は防ぎましたが、次は自分より強い、日浦や黒川の目をあざむいて、鰐淵殺しを防げるなんて、どうやって行なうのでしょう?
 さらに、この任務、玲二の舎弟の山田という、どこが極道なんだ? と言いたいような小者も一緒です。日浦、黒川、玲二なら問題ないですが、山田は事務所襲撃の際も戦えなかったし、無駄に足を引っ張るだけではないでしょうか。こんなやつを舎弟にするのが、玲二のいいところでもありますが、しかし玲二の身が心配です。

 今回の土竜の料理も、豪華に二つ。ホームレス姿の玲二、赤桐、酒見、福澄が味わう、豚バラと海鮮入りキムチ鍋です。福澄自慢の料理で、「鍋に入れる前にフライパンで キムチと煮干をゴマ油でよーく炒めるんだ。」「するってえと コクと深みがドバーっと出るんだ。」そうです。もちろん、玲二は、「うんめぇーッ!!/こんなにうまいキムチ鍋 食ったことねぇ!」と大絶賛。私のところでは、ダンナが辛い物苦手ですから、残念ながらできません。もしよろしかったら、真似してお料理してみてください。おいしかったら、ぜひ、コメントをお願いいたします。
 もう一つは、大阪へ行く新幹線内で食べる駅弁、「すきやき弁当」と「崎陽軒のシウマイ」。「今日はゼイタク三昧セットだぁー」「ごーせいな ごちそうだァー」と、玲二は食べる前から大はしゃぎ。そして、頬張った後、「し・あ・わ・せー」と、とろけるような満面の笑顔。これからとんでもない任務が待っているというのに、玲二は余裕ですねえ。でも、だからこそ、玲二はおいしいものを全身全霊で味わっているのでしょう。話が進むにつれて、彼はいい男になってきたように思えます。純奈という彼女がいるのが惜しい。私は少し、彼女に嫉妬してしまいます。
 今回が予測できなかったように、次も驚きの展開を見せてくれるでしょう。このおもしろさのヒートアップ、見逃せませんね。それでは。

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