精神的鼻血その3『週刊漫画ゴラク』の『激マン!』第1話2ページ
これが、『激マン!』の記念すべき第1話です。巻頭カラーだから、華やかですね。
デジャ・ヴュ感に見舞われた方、いらっしゃいませんか?
そう、第1話は、《デビルマンの章 その①》なのです!
あわわ、不動明・・・・。
実家に単行本は置いてありますが、まさか、今になって、ここで、私の元彼に会えるなんて!
しかも、元彼は昔のままにかっこいいのですよ。私が、冷静でいられるわけがないではありませんか!
辛うじて、暴走する自意識を押さえつけて、『激マン!』の感想を述べましょう。過激なマンガを描くマンガ家、「ながい激」がデビルマンに限らず、各作品の製作秘話(『魔王ダンテ』『あばしり一家』『オモライくん』等にも言及されています)を語るというもの。特筆すべきは、マネージャーで弟の「永井タカシ」、「手塚先生」「石森先生」、編集長の宮島徹也など、登場人物は本名かそれに近い名前なのに、雑誌名は変なフィクション。少年チャンポンに経談社、少年マンガ人て・・・・なぜ? ストーリーは、漫画家ながい激が、『デビルマン』を足がかりに、ギャグから本格的ストーリーを描くマンガ家になろうとしているところ。永井豪さんご本人を存じている私としては、どうして、ながい激は、こんなイケメンなのか、非常に不思議に思います。
しかも、このタイトル・・・・大きな声では言えませんが、現在、少年ジャンプで絶賛連載中の、ジャンプの裏事情を描いているとして話題の、『バクマン。』を意識しておられるのではないでしょうか? 永井豪流の『バクマン。』を描くつもり、それとも、パロディには卓越したセンスを持っておられるから、『バクマン。』をおちょくるおつもりでしょうか。うわぁ・・・・。
さらに、永井豪ファンおよびデビルマンファンにはうれしいことに、試写会の場面ゆえに、妖獣ヘンゲ、美樹、明、デビルマンが、まるで新作のワンシーンのように描かれています。しかも、台詞つきですよ!
「美樹・・・・俺は美樹を デーモンの魔手から守り続けて見せる」
と言って、上半身裸の明が、全裸の美樹を抱き上げるシーンでは、私はもう耐えきれず・・・・精神的鼻血! でした。
おめでとう、明。君は、私の今カレグループに入れてあげます。
『バクマン。』でへこたれていた私ですが、新しい楽しみができて、うれしいですわ。
興奮しすぎて、まだ他のマンガが読めていないのですが、読了次第、また感想を述べさせていただきます。
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