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2010年6月 2日 (水)

『鉄腕バーディーEVOLUTION』3巻の感想

 漫画『鉄腕バーディーEVOLUTION』(ゆうきまさみ 小学館)3巻の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。
 えっと、私は最初、表紙イラストで、「これ、やばいのでは?」と仰天いたしました。バーティーの立ち姿で、エロい部分がくっきりと描かれている・・・・ように見えたのですが、二重写しになった、つとむの鎖骨の線だったようで、すみません。しかしながら、ほのぼのした雰囲気を味わえるのは、この3巻で最後なのかも。特4VSバーディーの血戦こそありませんでしたが、もっとひどいことが起きてしまいました。
 連邦の医療船内では、医師達が、つとむとバーディーの精神融合の危険性について話し合っています。この度の治療は、気休め程度にしかならず、早急に二人を分離しないという結論に達しました。また、酔魂草開花に成功し、新薬ヴォルタミン(獣人化させる薬であり、特4のパワーの源)も増産態勢に入るなど、裏の動きも活発になります。けれども、つとむ(=バーディー)の元に来る情報は、イルマはあてにならず、せいぜい、フリーライターの室戸がもたらした、「高柳縁の死亡には、国家的な陰謀が関わっていた可能性あり」程度。ふてくされるつとむでしたが、早宮が、須藤、中杉と一緒に、ひな子のつてで、海に行こうと誘いに来ます。

 つとむは中杉の水着姿に見とれたり、ひな子の父の思い出話に聞き入ったり、バーディーもまた、深夜、一人で海を泳ぎ回って大ジャンプをするなど、皆、楽しい時をすごします。そして、つとむは思いきって、「中杉のことが もっと知りたい!」と、告白し、中杉も承知します。
 東京へ戻るや、つとむは、またアグニケミカルの調査を開始。イルマの手立てにより、偽造した社員IDカードを入手し、バーディーは変装して、アグニの南総研究所に入ります。バーディーは持ち前の素早さを生かして、レベル3まで強引に侵入。研究員の奥田は、バーディーがうわさのアンノウンだと見破り、氷川の研究所のように壊されるのはごめんだと、彼女の命令に従って、隠された施設内に案内します。そこは、無数の獣人の標本がガラスケースに収められていました。内蔵を露出し、焦点のない目を見開いた獣人の中には、はずみと似た、ほとんど獣人化していない女性まで。奥田は、ホームレス、自殺志願者、家出人を科学の進歩に役立てたまでのことだと言い切り、バーディーが捕縛に協力した、吉祥寺のあの獣人の正体も告げます。やはり、彼はひな子の父親でした。そんな哀れな彼をも、標本にしたと、あっさり言う奥田に、バーディー及びつとむは怒り心頭! 一瞬にして、バーディーは本来の姿になって、憤激するつとむに同調し、研究所を棟ごと破壊します。
 その日の晩、中杉はつとむと会う約束でしたが、にわか雨にあって雨宿りをしていました。そこへ、父の会社を乗っ取ったPMIの佐々木に呼ばれ、ほんの短時間ということで、父の研究にまつわる話を、車に乗りながら聞かされます。しかし、途中で、彼女は憤慨し、強引に車を降ります(どのような話か、不明)。動転し、両耳を押さえて逃げるように走る彼女は、不用意に車の前に。
 ようやく、冷静になったつとむは、中杉との約束を思い出し、遅れてしまうことを連絡しようとするのですが、携帯はつながりません。それもそのはず、彼女は交通事故にあって、壊れた携帯とともに、路面に血を流して横たわっていたのでした。

 中杉は死んでしまうのでしょうか! バーディーとつとむの気持ちは理解できますが、大企業や自衛隊相手に、ただ研究所を破壊したのでは、何の役にも立ちませんし、万一、中杉が死ねば、間接的に彼女を殺したようなものです。アグニケミカル調査と、中杉との交際がうまくいくかと、つとむは「流れがこっちに来てる!」と喜んでいましたが、最悪パターンです。やはり、捜査官のバーディーと予備校生のつとむだけでは、立ち向かえないのでは? 前シリーズの、ネーチュラー・ゲーゼやカペラ・ティティス、キディ・フォルテは、どこでどうしているのでしょう? 圧倒的に不利な主人公を、助けてあげてください!
 今回の見どころは、人目のない深夜に、(たまにはこっちの服装でこっちの環境を楽しみたいわ。)と、水着姿になったバーディー。泳ぐ前に髪をまとめたり、しばらく泳いで髪がびしょ濡れだったり、パッドをつけていないのか? 乳首の線が見えてましたね。水中から高々とジャンプする姿など、健康的なエロでなかなかいいです。もう一つは、アグニケミカルに潜入する際の、タイトスカートのスーツに、まとめ髪、メガネといった、キャリアウーマン風のスタイル。いつも体育会系であるだけに、これも新鮮。早宮、中杉の水着姿もかわいかったけど、本当に中杉、無事でいてください! 次も読みたいけれども、少し心配です。それでは。

追記その1.アグニケミカル南総研究所で、バーディーとつとむが同調して暴れた際は、辛うじて人間の姿でしたけれども、長い髪がヘビのようにのたうつ、怒れる魔物でした。

追記その2.つとむの夢の一コマで、ストーリーと関係ありませんが、バーディーが中杉にキスします。きょとんとした、中杉の顔がかわいいので、百合ファンの方にお勧めします。
(追記の投稿2010年6月2日19時40分)

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