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2010年8月25日 (水)

『Koshi Inaba LIVE2010 enⅡ』(大阪城ホール)の感想

 24日(火)に行なわれた、B'z稲葉浩志のソロライブ、『Koshi  Inaba  LIVE2010  enⅡ』(大阪城ホール)の感想を申します。いつものように、ネタバレに加えて、記憶力に自信がありませんから、曲名、曲順など、間違っているかもしれません。CDを買うのは遅いし、あまり調べないし、という、ずぼらファンで、どうもすみませぬ。そんな私に、不勉強を指摘してくださるか、そういうヤツからでも、ライブの雰囲気を味わいたいという方、どうぞよろしくお願いいたします。その上、私はいつものように、「精神的鼻血」だの「自主規制」だの、妙な想像をしていますが、卑猥な感想なんて嫌いだ! という方は、お読みにならない方がいいかと思います。

 さて、私は「enⅡ、もうすぐ始まります!」の記事のとおり、行きの電車の中で仕事の電話を受け取ったため、わくわく、うれしい気持ちが一瞬にして冷めてしまい、「明日(すでに今日ですが)の段取り、どうしたらいいのかねえ」と、気持ちが向こうに行ったまま、JR大阪城公園駅に到着してしまいました。何度も申しますとおり、ブログやメールだけで24日の事情を伝えておいて、他のお客様に連絡を忘れた、私が悪いのです(しかし、大して急いでいない、つまらない用件でした)。何といっても、1年に何度もない、お楽しみのライブなのですから、いっそ、携帯電話の電源を切っていればよかったのに、それもしなかったですからね。そして、このわずか5分のロスによって、ライブ全体の印象が変わってしまったのです。

 会場到着後、私はファンクラブ先行予約でしたから、入場引換券をさっさとチケットに変えて、グッズを買いに行くつもりでした。私の想像では、チケット引換所みたいなものがあると思っていたのに、何と会場入り口で、持ち物チェックと一緒に、その場で即座に発券していたのです! 私は人の流れのまま、パンフレット等のグッズを買えず、入場してしまったのでした。おかげで、開演まで暇でしたよ。薄暗くて、本が読めませんし、飲食禁止ですから。私の席は一応アリーナのS席ですが、段差のない大阪城ホールですから、あまり意味がないのです。むしろ、スタンド席の方が、見えやすかったのでは? 私のいたところは、左側と真後ろが通路なので、気をつかわなくてすみました(数少ないラッキーです)。
 そして、携帯電話の表示で確認しましたが、19時9分(誤差があるかも)にライトが消え、皆が総立ちになりました。正面ステージの、紡錘形で飛行船の骨組みみたいなセットが、裏側から赤や青、緑といった極彩色のライトで照らされ、最後は「enⅡ」の文字が。そして、最初の曲がスタート・・・・して、皆さんは、のりまくっていたのに!
 何と、私は記念すべき第1曲がどういうタイトルか、どんな歌詞か思い出せず、調子を合わせて手拍子を取りながらも、呆然としていたのです。今なら、調べた後なので、わかります。「Tamayura」という、アルバム『Peace  Of  Mind』に収録されている曲です。そして、9曲目か10曲目の前に、稲葉さんが語ったのですが、「今回は『Hadou』からも歌うけど、発売されて一週間経っていないし、なつかしい曲もたくさん歌います」だそうで! この日のために、『Hadou』ばかり聞いていた私は、的外れなことをやっていたと知り、頭の中の鐘が、ガーンと鳴りました。
 2曲目「マイミライ」、「The Monrning  Call」、「Okay」。「Okay」は、やっぱり、ワタシ的にエロいイメージです。歌っている稲葉さんの表情も、恍惚として見えました。稲葉さんは4回、服装を変えましたが、最初は白か生成りか、シルバーグレーといった白っぽいジャケットとそろいのパンツ、黒と赤紫(それとも青?)の細かい横縞のTシャツを着ていましたね。ライトの影響で、はっきり見えなかったのが残念。
「マイミライ」の後で、挨拶がありました。いつものように、「ようこそ!」の後、大阪城ホールのソロライブは、6年ぶりだ、と言っていました。「このクソ暑い中、さらにクソ暑くなって大変でしょうが、このクソ熱い(?)ライブを、見て、聞いて、感じて、味わってください!」の言葉に、皆、笑いながらも大拍手。私も大いに盛り上がりました。
「Okay」の後、(たぶん)エデン、AKATUKI(好きな歌だから、うれしい!)、波(辛うじて覚えていました)。8、9曲目の曲名がわかりません(ごめんなさい)。このあたりで、稲葉さん二度めの衣装チェンジ。臙脂か赤のTシャツに、パンツは最初のまま。なぜか、胸元に汗じみが。よくふいていなかったのか、それとも、着替えてからも、にじんでしまったのか、不明ですけれども。何せ、この猛暑でしかも大阪ですから、稲葉さんは終始、顔や首筋から汗を流していましたが、それが結構、悩ましくて眼福でした(はい、すみませぬ)。
「赤い糸」、私が期待していた、ブルースハープが印象的な「Lone Pine」。そして、「この手をとって走り出して」、この曲、甘いけれども、恋の喜びがダイレクトに表現されていていいですなあ。
「LOST」、次に「Wonderland」「遠くまで」、名曲かつ好きな曲が続いて、私はぼーっとしてしまいましたよ。ここで、バンドメンバーの間奏というか、即興みたいな演奏が。そろそろ、座席に座ろうかと思っていましたが、思わず、聞き入りましたね。シェーン・ガラースのドラムは、やっぱりパワフルでいいです。
 稲葉さん、三度目の衣装チェンジ。黒のぴたぴたのスリムパンツ(下着をつけていないっぽい・・・・)に、胸元が広く開いた、黒っぽい模様のある白いTシャツ。変な期待と不安にさいなまれながら、私は、「まあ、今日は、いつもより小さめの城ホールだし、大丈夫」と、心の中で自分に言い聞かせて、変な想像を防いでおりました。
 ちなみに、観客はかなり盛り上がっていたようです。私の周囲の、「稲葉ーっ」の歓声は、すべて男性のものでしたし、「シェーン!」もありましたね。女性の、「稲葉さーん」の声は、しょっちゅうでした。今回は、曲と曲の合間に、よく数分の間ができていましたから、特に目立ったのかもしれません。アンコールのウェーブは、スタンド席は向かって右側から時計回りに、私のいるアリーナ席は、前方から後方、続いて左側から右側へと、起こっていました。楽しいから、私はウェーブが好きです。
「CAGE FIGHT」の後は、「今宵キミト」、いいですね! 最初の無機的な感じから、繰り返し部分の「なぜにそんなに 悲しい夢に捉まってるの」のハイテンポへの変化が、気持ちを明るくしてくれます。「絶対(的)」もいいなあ。恋のために、気負っている男性の気持ちが、うまく表されていました。
 そして、ステージのそばで、バスッ、バスッと、炎がいくつか上がって、「正面衝突」。スタートして間もなく(「むきだしのボク」あたりか?)、稲葉さんたら、例によって例のごとく、あのくっきりと、形の浮き(自主規制)股間を、鷲づかみ! 私は火に負けず劣らず、盛大な精神的鼻血を宙へ吹き上げてしまいました。モーション抜きで、いきなりやるなんて、反則でしょうが、稲葉さん。
 アンコールは、「ハズムセカイ」。稲葉さんは、下は以前と同じで、ツアーグッズである、緑色のTシャツを着ていました。歌い終えた後、皆に、「元気になれましたか? 僕はここと(Tシャツの左胸をつまむ)、いや、ここかな(右胸を指差す)? みんなの元気を注入しました!」と、言ってくれましたけど、なまめかしいしぐさでしたから、私一人だけは、精神的鼻血を流しました。最後は、私のお気に入りの「イタイケな太陽」。リズムに乗れる曲です!
 最後は、「手をつなごう」のBGMに合わせて、メンバー、そして稲葉さんが、お別れの挨拶をして終わり。退場規制なしで、観客は各自ばらばらに去っていったのには驚きましたけど。終了時間は、携帯電話の表示では、21時19分でした。
 さあ、念願のグッズ売り場へGO! と、私は意気ごんだのですが、最後尾が猛烈に長いので、「やっぱ、通販で買うか」と、あきらめました。それから、噴水広場付近の屋台を見たり(富士宮焼そばの屋台もあるし、この季節なのに、鯛焼きもあるのですね。鯛焼きはもしかして、ブームなのかな?)、駅付近の違法B'zグッズの露店をちらっとながめているうちに(買うつもりはないのですが、目の保養になります)、ボツボツと、痛いほどの雨粒が。たちまち、激しい勢いで降りだして、大阪城公園駅に着く頃には、水もしたたるいい女に。環状線に大和路線と、帰りのJRは混みっ放しで本もろくに読めません。その上、明らかにライブ帰りとおぼしき、女性グループが、私の降りる駅までずっと一緒だったのですが、しゃべったり、大笑いしたりするのは、いいのです。ちょっと精神的に参ったのは、彼女達全員、私の買い逃がしたツアーグッズを誇らしげに持参しているところです。2月のB'zライブから、ビニールのバッグ→大きめの不織布トートバッグに変わったのでしょうか? カーキ色で渋くて、しかも大きいから、使い勝手よさそう! 欲しかったなあと、私は精神的よだれを流してしまいました。
 このライブの運命の狂いは、たった5分の電話から始まったのでした。これからライブの予定の方も、気をつけてくださいね。それでは。

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