『週刊ヤングマガジン』2010年№43の感想
『週刊ヤングマガジン』(講談社)2010年№43の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。
新連載2つのうち、『ココロの飼い方』(コタニヨーコ)は、かわいい少女漫画風の絵ですが、今後の展開がわからない雰囲気です。どうせダメだろう前提で告白した主人公、土屋尚雪(なおゆき)も変ですが、「尚に飼われたい」と申し出た、高田心(こころ。タイトルの『ココロ』は、心理という意味と彼女のことを掛け合わせているのかな?)はドM? それとも、媚びているだけ? SMっぽい展開が待っているのでしょうか?
「4週連続集中連載!」とされている、新連載2つ目、『僕らの2DK』(福田博一)、これは若い20代のリアル恋愛というものでしょうか。私はラブコメディなら大好きですが、正直言って、シリアス恋愛物は敬遠しています。この作品も、そうなりそうな予感がしていますが、カオリの元カレ、樫山の活躍によってはおもしろくなりそう。主人公、ダイスケはカオリとの同棲を申し出て、あっさりと承知されますが、どうなるのでしょう? 男性って、手当たり次第につまみ食いみたいな、浮気癖があるかと思えば、この作品や『うちの妻ってどうでしょう?』みたいに、一人に対して執着したり(しかも、妙に屈折しているような?)・・・・単なる個人差か? まったく、男というものは謎です。
『空手小公子 小日向海流』(馬場康誌)第422話、エロい扉絵はなかったけれども、海流がエロいから、よし! 冒頭の猛々しさから、次ページ、反則を取られて、きょとんとした表情まで、結構かわいいです。試合の裏で、戦っている当事者以外の者が暗躍しているとは、本当にいやですね。尾嶋、気づいてるなら、何とかしてあげられないの?
『COPPELION(コッペリオン)』(井上智徳)PHASE.24、あいにく、アニメ情報はありませんでした。でも、葵達が小津姉妹と合流できたから、よし。性格の悪い小津歌音が登場すると、俄然、ワタシ的に盛り上がります。緊急ヘリ出動と引き換えに、Dr.コッペリウスをつかまえるなんて、そんな政府の約束はあてになるのでしょうか。しかも、円谷真奈、市川迷砂、ミジンコキメラは、超強いぞ。歌音が、葵を使って、元六本木ヒルズで真奈達と戦うつもりらしいけど、どんな作戦? 皆が荒れ果てた青山墓地を声もなく見入っているのに、歌音、「・・・・ケッ!」と舌打ちするあたり、憎たらしくてナイス。葵がそこで見た、幽霊? お化け? も気になります。歌音主導の作戦の成果はいかに? それでは。
参考記事 『うちの妻ってどうでしょう?』(福満しげゆき)1巻の感想
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