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2010年10月 7日 (木)

『みうまん〜“腐”っても仲村家』(原作:仲村みう 漫画:田辺洋一郎)1巻の感想

 四コマ漫画、『みうまん“腐”っても仲村家』(原作:仲村みう 漫画:田辺洋一郎 集英社)1巻の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。

 この本は、仲村みうちゃん自身のカラースペシャルグラビアが6Pもあり、本人様の家族イラストあり、巻末には原作者と漫画家対談ありと、およそ120Pで税込価格800円と、少々高価ながらも、ゴージャスな内容です。まあ、仲村みうファンは、とうの昔にゲットしているでしょう。サイン会はどうだった? 私も行きたかったなあ。
 そして、『みうまん』は、仲村みうちゃんがメインの内容であると同時に、みうちゃんの家族をめぐるホームドラマ的四コマ漫画なのですが(ただし、仕様が変わっていて、最初のページの右半分は、田辺洋一郎さんのみうちゃんイラストと、みうちゃんコメントが入っています)、内容が普通ではありません。あとがきで、みうちゃんが書いているように、「腐通」なのです。
 登場人物は、実は腐女子の主人公、みう(または姉者〈あねじゃ〉)、2次元を愛する兄者(あにじゃ)、元アニオタでチャラ男化進行中の弟者(おとじゃ)、みうの服や下着を年甲斐もなく着る母者(ははじゃ)、酒好きナース好き風俗も利用する父者(ちちじゃ)、いつも酔っ払っている祖父、みつるちゃん、天ぷらが上手な祖母、おばあちゃん。あとは、みうちゃんのファン、マネージャー、有名芸能人ちらほらですが、出番は少ないですね。むしろ、みうちゃんの脳内で変換される、BL(文房具ラブ)、話題の人々によるボーイズラブ描写の方が多いかも。
 だから、みうちゃんのファンでなくても、個性的な仲村家の言動には大笑いさせられる一方、「家族とは、こうでなければ!」と、良識的または常識的な方々には、開いた口がふさがらない内容になっています。そして、一般的なBL(ボーイズラブ)が苦手な方には、あまりお勧めできませんね。
 すごい、すごいよ、仲村みうちゃん。ぢの発症(しかも、兄者に正直に打ち明けている)、持病が膀胱炎であることをネタにして笑いを取る(P62)なんて、普通、やらないぜ。母者も、Tバックをつけていることを告白するし(P86)、父者はデリヘルやホテヘル利用を隠さないし(P67)、しかもコミュニティサイトに登録して、若い女の子とつき合うつもりらしいし(P66,P106)と、よそのうちなら大ゲンカや離婚騒ぎになりそうなのに、全員仲良し。一番驚いたのは、みうが小学五年の時、兄者、弟者、母者と一緒に家のお風呂に入っているエピソード。

 みう「兄者 フサフサしてきたねー」
 兄者「まあな 妹者はどうだ」
 みう「みうの・・・・まわりのコより薄いかも・・・・」
 兄者「気にすんな むしろいいことだ」

(二人の話題の内容については、察してください)

 オープンだ、オープンすぎて、私は真似ができません。やっぱり、すごいよ、みうちゃん、そして仲村家の方々。どうぞ、普通なんぞ目指さずに、「腐通」のまま、時事話題の有名人同士を脳内でいちゃつかせて、ネットジャンキーのままでいてください。
 この漫画を読むと、ニートや腐女子、おたく、二次元、妄想、BL、同人誌、ネットジャンキー等、一般的に批判されていることなんぞ、問題ではないように感じられてしまいます。それはいいことなのでしょうか? 私は答えが出せませんが、現状と自分自身を、全面肯定して受け入れる仲村家は、バイタリティーがあってすごいです。やっぱり、読む人を選ぶ、毒たっぷりの漫画なのでしょうか? いずれにせよ、仲村みうファンの私は満足しました。それでは。

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