『ほんとにあった怖い話〜霊障ファイル・供養の落とし穴特集号』の感想
コンビニ本、『ほんとにあった怖い話〜霊障ファイル・供養の落とし穴特集号』(朝日新聞社)の感想を申します。ネタバレがありますから、ご注意ください。さらに、今回はいつもより怖いですぞ!
『魔百合の恐怖報告シリーズ』より、『子供たちの苑』『死の誘惑』、冒頭から怖いですよ! 『子供たちの苑』では妖怪が、『死の誘惑』では、浄化の困難な、自殺者の供養について描かれています。
自殺者といえば、読者の恐怖体験、第1話、『鉄路の溜』(東京都 匿名希望さん 漫画:パルス)が一番怖い! というか、以前、『ほん怖』本誌で読んだことがありますけれども、やっぱりすさまじいですね。それほど傑作ならば、本来は切り抜いておくのですが、し、しかし・・・・。ある私鉄の駅員さんの体験談なのですけれども、心優しい後輩が自殺者に手を合わせてしまったために、彼の人格が変わって、人生を転落していく経緯が、実に恐ろしい。やはり、後輩は、パチンコ狂いの自殺者の霊に影響されたのでしょうか。そして、見境なく、あの世へ送ろうとする、恐らく自殺者の一人であろう、女の霊もまた怖い! 鉄道自殺死体とそのあとは、駅員さん達が処理してくれるそうです。その挙句が、霊に取り憑かれたり、殺されそうになったりするとは、大変なお仕事ですね。自殺なんて、絶対によくないです!
『お墓参り』(三原千恵利)、霊感のある人にとって、お墓参りは大変ですね。見えない私達としては、無理強いしないようにしましょう。
『まよいみち』(JET)3本立てで、すべて霊感アシスタント、アケミさんのお話です。霊感を持つ人は、怖いものが見えるし、得体の知れないものに引きずりこまれそうになるし、大変ですね。やっぱり、その不気味なもの達は、見える人達を探していて、すがりつこう、相手になってもらおう、としているのでしょうか。もっとも、霊感があると、神様、精霊、霊獣、神気も見える、感じられるそうですが(友人談)。
来年1月創刊の、新雑誌情報はありませんでした。今月24日に発売される、『増刊 魔百合の恐怖報告〜寺尾玲子&天宮視子 2010年冬の号』を待ちますかね。それでは。
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