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2010年12月19日 (日)

『ゴスペラーズ坂ツアー2010〜2011“ハモリ倶楽部 響(HIBIKI)”』の感想

 昨夜(2010年12月18日)、グランキューブ大阪で開催された、『ゴスペラーズ坂ツアー2010〜2011“ハモリ倶楽部 響(HIBIKI)”』の感想を申します。ネタバレがありますので、ご注意ください。それから、私はふだんからテレビをろくに見ない、CDも全部そろえていない、それでもゴスペラーズは好き、という、怠けファンですから、曲名、曲順、メンバー名等に間違い、記憶ミス等があるかもしれません。そういう場合は、コメントにてお知らせいただきますよう、お願いします。「愛がない!」「バカにしている!」ということではありませんので、どうぞお許しください。

 会場近くで巨大アヒルを見に行きましたが、私としてはかなり早く、グランキューブ大阪に到着しました。でも、手元のパンフをながめたり、お隣の方とお話したりしているうちに、推定17時15分頃から始まりました。その直前から、「携帯電話などを使っての写真、動画撮影はご遠慮ください。万一(省略)、店外へ退場していただきます」「ライブが開始されますと、消灯され、店内は暗くなりますので(省略)」と、店内、店外、そしてゴスペラーズのメンバーのことを店員と、注意アナウンスで言っていたので、「それを言うなら、会場だろう。会場の内とか、外が正しいのでは?」と、私は不審に思っておりましたが、開始と同時に疑問氷解。
 このツアーは、酒井さんが店長を務める、個性的な男性店員4人のいるお店(バーかな? ホストクラブでもなさそうな?)で、彼らが美しくハモって、お客さんをおもてなしする、という趣向だからです。つまり、「苦しさ辛さをやわらげ、喜び幸せを大きくする」のが目的だそうで。そして、坂ツアーは、シングル曲メインであることを、終了間際でようやく思い出した私は、やはり世界でもっとも、バカにつける薬が必要な人間であるようです。ごめんなさい、ごめんなさい! 前日まで、アルバムばかり聞いてましたよ。
 そういうわけで、キーボード担当の女性(足がすらっと細くてきれい)が、アイボリーのコートを着て、「こいき」と名乗り、響という店を訪れ、何となく遠慮して帰ろうとしますが、店長の酒井さんが『冬響』のフレーズを歌って引き止め、彼女は怖々、お店に入ります。店内には、ゴスペラーズの他のメンバーがいて、彼女はピアノを弾き、『冬響』の最初の部分が歌われる・・・・という感じでスタートしました。メンバーの服装は、チャコールグレー(黒かもしれない?)のスリムなスーツに、襟元を開いた、真紅のシャツ。すっきりしておしゃれな感じで、若い男性に流行してくれるといいですなあ。
 2曲目は『ふたつの祈り』、3曲目不明、この後、メンバー自己紹介があって、私は黒沢君の、「薫です。主に高い音をやっています」。北山君、「陽です。低音担当です」。リーダー、「てつやです(てつです、だったかな?)。幅広い音域が得意です」、などに笑ってしまいました。
 彼らの特性を生かして、4曲目はアカペラで、『さらば涙と言おう』。『星屑の街』『永遠に』、次の曲は不明。またお芝居パートになりますが、8~11曲まで、知らないものばかりでした。ごめんなさい。後のトークで、言っていましたが、ダカーポの曲や10曲目『遠い約束』、11曲目は日本語で「さまよえるショー」? というそうです。他の歌手に提供していたり、ソロCDに収録されていたりする曲なのだとか。
 ここで、メンバーはまた衣装チェンジ。ライトグレーに白のシャツという、軽快な雰囲気。今までほぼ座っていた観客も総立ちになります。『Mr.サンデー』『愛のシューティング・スター』『1,2,3for5』と、おなじみでアップテンポの曲が次々に歌われ、私も手拍子、振り付けで楽しみました。でも、15曲目がまたわかりませぬ。うぅ。
 16曲目、再び、『冬響』。冒頭で、最初のパートだけだったのが、全部歌われました。いいね、ジンジン来ましたよ。『東京スヰート』、それから、猛烈に速いテンポの『いろは』、『靴を履いたまま』と、定番曲が続いて、いったん終了。
 私は余韻に浸りながら、今頃になって、ゴスペラーズの魅力を再認識しましたよ。要するに、彼らは、恋する喜びや幸せみたいな明るい曲を、しみじみした雰囲気に、失恋、悲しみの曲をアップテンポなどにして軽快にと、歌詞・曲調に陰影と言うか、深みを持たせているのです。だから、軽いテンポを楽しんでいると、詞の重さに気づいて驚いたり、しんみりした曲調でありながら、未来志向の明るさがあったりと、一曲で二度どころか、感覚的にも思考的にも感動できるわけです。しかも、五人五葉ですから、曲調、詞、声、雰囲気等、驚くほどの広がりがあるのですね。うーん、うまく表現できなくて、すみませぬ。ゴスペラーズ・ファンには、私のような意見、すでに常識でしょうけれど。
 アンコールは三曲で、二曲目の『ラブ・ノーツ』、これを聞くだけでも大阪へ来た価値があるな、と思うほど、悲しいのに永遠の愛を貫いている曲でした。何だか、泣きそうになりましたよ。
 さて、10曲か11曲あたりで、リーダーにちょいとトラブルが起きました。このことは、16曲目前のトークで、リーダー自身が、「絶対にネットでばらさないで!」と言っていたので、くわしく申し上げられませぬ。ま、一部のファンにとっては、楽しいトラブルでした。でも、ナントカ席の方、ちょっぴり嫉妬させてもらいますわね(苦笑)。
 酒井さんが店長でしたが、安岡君が売れっ子という設定でした。彼の初の著作本『架空の主題歌』を、リーダーも宣伝していましたから、試しに一度、買ってみようかな。安岡君の、一歩ずつ、気取ったポーズをつけて歩く、「Yウォーク」を、リーダーもしていましたね。大笑いしましたよ。
 そのようなわけで、酒井さん、リーダー、安岡君、ダンスがさえていた北山君と、メンバー全員、元気、と言いたいところですが、黒沢君がややおとなしいように見えました。もっとも、最後の挨拶で、「最近、パワースポットめぐりがはやっていますが、ここ(会場ね)が最高のパワースポットです!」と、シャウトしていたから、大丈夫なのでしょうね? 酒井さんも、数年前に比べて、ずいぶん角が取れたように思えますが、それが少し物足りないような、いや、きっと幸せなのだろうからいいかと、複雑な気分です。とにかく、私は今後もゴスペラーズを応援していきますよ。黒沢君、がんばってね! 他のメンバーも期待しています。それでは。

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