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2011年2月13日 (日)

『カノジョは官能小説家』5巻(後藤晶)の感想

 漫画『カノジョは官能小説家』5巻(後藤晶 スクウェア・エニックス)の感想を申します。ネタバレを少々含みますので、ご注意ください。

 黒鬼千尋を拉致、監禁、拘束したのは、彼女の元カレで、偏執的な男でした。椎名は、彼の元カノ、瑞希の協力もあって(瑞希は小柄で童顔ながらも婦警)、黒鬼は無事に救出されます。その際、椎名と黒鬼は、思わず抱き合ったこともあって、二人の仲は急接近するのですが、椎名は相変わらず、おめでたい性格ゆえに、黒鬼の真意に気づきません。そうこうするうちに、瑞希が逆に椎名に急接近。椎名は酔い覚ましにと、ラブホへ連れ込まれ、瑞希は脱衣して接近し、「今度こそ 私 圭介と結ばれたい」と告げます。さあ、どうなる?
 このように、あらすじを書くと、結構おもしろそうなのですが・・・・完結である6巻の、アマゾンでの評価が異常に低いのがとても気になります。だから、この『カノジョは官能小説家』は、ワタシ的に、「完結しているけれども、すごく悪い予感がするので、最終巻を読みたくない漫画」のうちの1つなのです。ちなみに、他の読みたくないものは、『シグルイ』、『鋼の錬金術師』。
 うーん、いいところとしては、監禁、拘束されている黒鬼がエロいです。また、自分の思いに自覚した彼女が、椎名に対して示す言動が、本当に、ふだんの気丈さとは正反対の、初々しい乙女(暴力的だけど)。瑞希は文句なしにかわいいし、椎名ともう一度、よりを戻そうと画策するあたり、したたかであると同時に、一途でけなげだし・・・・椎名、あんたは両手に花かよ!
 だからこそ、6巻がつまらない、納得できない、尻切れトンボであると、非常にやりきれませぬ。たぶん、次は中古本を購入することになるでしょうが、大好きな作品だけに、どうぞご了解いただけますように。すみませぬ。それでは。

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