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2011年3月 6日 (日)

『江戸百景 おんな梅雨葵(つゆあおい)』『(秘)大奥物語』(ケン月影)の感想

『江戸百景 おんな梅雨葵(つゆあおい)』(小池書院)と『(秘)大奥物語』(宙出版)(作者は両方ともケン月影)の感想を申します。いくらかのネタバレを含みますので、ご注意ください。

 どちらも、一話完結の短編シリーズで、成人指定でありませんが、男女の絡みが必ず、リアルな劇画で描かれていますから、大人のお楽しみの作品です。
『江戸百景 おんな梅雨葵』は、初単行本化の作品のみを掲載したそうです。掲載された雑誌と年月日は記されておらず不明。ヒロインが薬剤師で、妙齢の美人、お銀。気風がよくて、誰からも慕われ、情報屋として奉行に協力もしますが、裏の顔は単独で悪人を殺す、必殺仕事人! 複数か単独の悪人がいて、レイプのようなひどいことまでやっていて、その尻尾をつかんだお銀が、そいつを倒す、というパターンのお話です。が、勧善懲悪の物語ですから、後味は悪くありませぬ。
『(秘)大奥物語』、(秘)は該当する字がなかったのですが、正しくは、○に秘。大奥というより、大半が武家の奥方、いくつかは商家の女達で、既婚女性が大半です。こちらは完全に一話ごとの独立した短編で、めでたしめでたしで終わるものもあれば、シニカルな味わいのものもあります。どちらかというと、私はこちらの方が好きですね。
 さて、上記作品で、いただけない点は、日本髪の女性が皆きれい、なのですが、あまり描き分けがされていないように思われます。お銀は髪型が明らかに違いますが、顔立ちはほぼ一緒のようですし、複数いると、ギリギリで判明できる感じです。女達のスタイルも、すべてムチムチしているのみで、貧乳好き、今風の男性向け萌え好みの方には不向きでしょう。
 しかし、和風エロ好き、熟女好きの方には、たまらない魅力を持っています。気品があって誇り高い女性が、醜く卑しい男、非道な男に、無体なことをされ、悲鳴をあげたり、荒々しい愛撫やセックスに、無我夢中になったりしているから、下克上好きの私にもヒットでした。惜しむらくは、美少年や美青年が登場しないことでしょうか。
 どうしても、着物は着崩れするものです。そして、下半身は腰巻をつけるのみですから、動作によっては、お尻の線が丸わかり! そんな熟れたお尻のムチムチ具合が、ヒロインが何気なく歩いているコマに、しばしば表現されていますから、私はもう、ニヤニヤ笑いが止まりませんでしたよ。最近、乳ばかり見てきましたが、やっぱり、お尻はいい! 張り出した丸いお尻、万歳!
 それから、両作品とも、エロい台詞、会話が満載なのですわ。たとえば。

「同じ肉治療でも 壷責めにかけちゃ 孫よりゃ 年季が入っておりますンで」
「そ そんな あああ・・・・いけないわ」
「へへへ 久びさに肉針が頭をもたげましてね なアに 波の上下でなんとか針治療ができまさァ!」
(『(秘)大奥物語』第十二話 蕩(とろ)み肌より)

 ところで、私はケン月影さんの感想が他にないかと、サーチしてみましたが、あまり見つかりませんでした。人物の描き方は色っぽいし、会話はエロいし、ちゃんとストーリーに盛り上がりがあるし、もっと評価されてもいい作家様だと思います。コンビニ本ですので、見かけられましたら一度、購入して読んでみてください。お勧めです。それでは。

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