« 『吉原遊女絵伝』(千之ナイフ)の感想 | トップページ | 『戦国武将列伝』2011年4月号の感想 »

2011年3月 4日 (金)

『ほんとにあった怖い話−霊障ファイル・霊憑き物件特集号』の感想

 コンビニ本、『ほんとにあった怖い話−霊障ファイル・霊憑き物件特集号』(朝日新聞出版)の感想を申します。いくつかのネタバレを含みますので、ご注意ください。
 住んではいけない家や建物、選んではいけない物件のエピソードなのですが、この特集は今までにも何回か、あったのではないでしょうか(苦笑)? 猛烈に怖かったり、異様だったりするお話はありませんでしたが(それでも、怖いもの嫌いな方は、注意した方がいいと思います)、宿泊先ならともかく、自宅に霊がいるという場合は非常に困ります。地鎮祭は、行なった方がいいみたいですね(『魔百合の恐怖報告シリーズ 監視される家』より)。

 基本、霊は見えないものです。それが、霊感のない人にも見えるということは、そいつが恐ろしくパワフルで、怖がらせよう、苦しめようという悪意の塊であると、霊感のある友人が言っていました。建物の一室に足を踏み入れるや、何となくいやな感じ、寒気、異様な湿気、日当たりがいいはずなのに薄暗い、壁などに妙なしみや汚れがある(この本にも、似たようなエピソードが載っていました)のならば、どんなに便利な環境にある物件でも、やめておいた方がいい、とも話してくれましたね。最近、前の居住者が事故死や自殺などをしている、わけあり物件が、家賃や維持費が格安ということで人気だそうですが、彼女いわく、「やめとけ!」。そういう場所は、不成仏霊がいて取り憑かれる恐れがあるばかりでなく、大半の場合、風水的にもよくないから、平和で幸せな生活を送るのは、とても無理だろう、と、強調していました。でも、友人の風水理論は、何度聞いても、難しくてよくわかりませぬ。
 とにかく、この物件にしようか、どうしようかと迷った時は、風水の専門家に問い合わせるのがお勧めだそうです。そして、「困ります! 迷惑です! 今すぐに決めていただかないと、他のお客さんに回しますからね!」と、ひどく急かせたり、脅迫するように言ったりして、プレッシャーを与える不動産屋は、ほぼ百パーセント、悪徳業者なので、そこもやめた方がいいようです。
 おっと、読書感想からはずれました。今回、人気作家の猪川朱美特集ということで、2本が収録されています。『怪的キャンパスライフ』、学校に出現する霊というのも、怖いですね。しかも、元は池か沼、次に戦時中の軍用地、その跡地に建っているのなら、何かあっても当然・・・・学校を建てた人、もっと配慮してほしい!
『幼い目』、メインのお話は、幼い自分と現代の自分を結んだ、不思議現象に関することなのですが、別のエピソードでは、『怪的キャンパスライフ』にも登場した、餓鬼が出てきます。二歳の姪が恐れる、「おじいちゃんあかちゃん」とは言いえて妙、そして不気味。餓鬼って、そんなにたくさん、私達の周囲をうろうろしているのでしょうか? あるいは、猪川朱美さんが偶然、餓鬼と関わることが多いだけ? シャープでわかりやすく、怖がらせようなどと、過剰な演出をしていない、デフォルメのあまりない、いい絵です。単行本も購入してみたいな、と思うほどで、お勧めですよ。それでは。

ご協力お願いします。
人気ブログランキングへ

|

« 『吉原遊女絵伝』(千之ナイフ)の感想 | トップページ | 『戦国武将列伝』2011年4月号の感想 »

ほんとにあった怖い話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224628/51029619

この記事へのトラックバック一覧です: 『ほんとにあった怖い話−霊障ファイル・霊憑き物件特集号』の感想:

« 『吉原遊女絵伝』(千之ナイフ)の感想 | トップページ | 『戦国武将列伝』2011年4月号の感想 »