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2011年4月29日 (金)

『三国志ジョーカー』2巻(青木朋)の感想

 漫画『三国志ジョーカー』2巻(青木朋・秋田書店)の感想を申します。いくらかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 2巻は、1巻のような「犯人は誰だ?」的な事件は起こらず、地味といえば地味な展開ですが、予想を大きく裏切る、というよりも、驚いて開いた口がふさがらない状況になりましたので、私は非常に満足しております。なぜなら、1巻で、未来人(?)にして謎の美青年、諸葛亮にオタオタとふり回されっ放しだった主人公のスーツ姿の青年、司馬懿(しばい)が、彼のたくらみと仕掛けを見抜いて、逆にトラップにかけて、弟を守ります。

「諸葛亮 お前が丞相(曹操のことです)に敵対するかぎり 僕は丞相に味方する/お前の悪事は 僕が全部暴いてやる!」

 と、去りゆく諸葛亮に向かって、宣言する場面は、かっこよくてよかったですよ。そして、司馬懿は彼のたくらみを破るほどに手柄を立てられることを察知して(事実上、参軍〈参謀〉に大抜擢されました)、真っ向から対決しようと決意します。主人公は、こうでなくちゃ!
 逆に、今までの余裕はどこへやら、妙にうろたえ、戸惑ってばかりいるのは、敵側の諸葛亮です。まず、彼は、正体を知っている、劉備に翻弄されます。そして、劉備を含めて、この時代の人々全般を上から目線で見下していますが(かわいいと言っているのは、司馬懿のみ。怪しい関係だ)、それだけに、張飛の粗暴さ、雨漏りの多い屋敷に困らされ、女装して難を逃れようとしますが、気の毒なほどに孤軍奮闘しています。
 諸葛亮の女装は、1巻と同じ、腰よりも長い、ストレートの黒髪の美少女姿でしたが、ここでまた、思いがけないハプニングが。劉備に忠誠を誓い、偉そうな諸葛亮に反感を抱いていた「犬(諸葛亮の表現)」で、主騎(護衛)の超雲(体育会系のさわやかイケメン)が、彼女=男の娘的諸葛亮を見初めてしまいます。超雲は必死で平常心を保とうとしますけれども、諸葛亮の部屋の爆破騒ぎで、倒れている彼女(笑)を抱き起こした瞬間、顔が真っ赤に! 一人だけ事情を知る、劉備は爆笑(いい性格ですな、このオヤジ!)。まさか、超雲が男の娘に、諸葛亮を恋してしまうとは! ど、どうなるの!?
 しかし、私は超雲ファンというほどではありませんが、彼の気持ちもわかりますよ。女装の諸葛亮、きれいすぎ、しかも上品で妖しすぎ! 2巻では、劉備の娘、劉丹丹も登場し、なかなか気丈でかわいい少女ですが、1巻の曹操の娘、曹節(こちらは天然系)をも含めて、男の娘的諸葛亮には及んでいませんよ。
 それから、『三国志ジョーカー』に登場する劉備は、ワタシ的にとても魅力的! 今までの漫画、アニメ、『三国志演義』に登場した彼は、道徳の教科書のようで、私はうんざりしていたのですが、この作品では、一見快活な肉体派でいながら、なかなか計算高い、いやなオヤジですから。え、ほめているのですよ。え、「曹操はどう?」ですか? あうっ、曹操ファンの私に質問しないでください。威厳に加えて、性格の悪そうな風貌が、もう、精神的鼻血です。
 そういうわけで、前半は司馬懿、後半は諸葛亮の活躍が華々しい2巻でした。『三国志ジョーカー』はトランプのように、主人公とそのライバルが、時々刻々、形勢を逆転させつつ進行するお話なのでしょうか。うわあぁ(うれしい悲鳴)。もしかしたら、掲載している雑誌、ボニータを購入して、彼らの最新の活躍を見守ってしまうかもしれません。お勧めですよ。それでは。

参照

『三国志ジョーカー』3巻(青木朋)の感想

『三国志ジョーカー』1巻(青木朋)の感想(加筆修正版)

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