『プレイコミック』2011年5月号の感想
『プレイコミック』2011年5月号(秋田書店)の感想を申します。いくらかのネタバレを含みますので、ご注意ください。
『優駿の門チャンプ』(やまさき拓味)と『優駿の門 ASUMI』(原作:赤見千尋 漫画:早川恵子 監修:やまさき拓味)が次号でコラボするそうです。どういう作品になるのか、チャンプとネイルクイーン、優馬とアスミ、どちらが勝つのか、まったく予想がつきませぬ。おもしろい作品になってくれるとよいですなあ。
『報道ギャングABSURD!』CHAPTER.6(米原秀幸)、コミックス第1巻が5月20日に発売されるそうです。おめでとうございます! でも! どうぞ! 『LOVERS HOTEL』や『ぶんぼべらし』『美女斬り御免!』もコミックス、プリーズ! えっと、伝説であり、あこがれの歌手のライブにバッチリ決めるJソンの姿は、わが身を見るようです。今さらながらきづきましたけれども、大ゴマに迫力がありますね。今回は初めて、「次号へ続く」。ラスト一ページ大ゴマの危ないヤツは何者?
『LOVERS HOTEL』第8話(原作:夏原武 漫画:天馬ふぇみお)、今回は珍しく、エロコメディ調でした。いつもの、エロでビターな風味もいいけど、こういうのも、いいなあ。社会人である私としては、親からもらったお小遣いでラブホを使用する高校生は、半殺しにしてもいいと思うのですが、おい、オヤジ・・・・。あんた、娘を叱れるの。やっぱり、一人の男ということでしょうかね。
『ファロと呼ばれた女』(七波のろ)読みきりです。扉絵の前に、同じ作家様による、エロっぽいコミックスの宣伝ページがありますから、てっきり、この作品もエロいだろう、今にエロくなるだろうと予想していたのですが(ヒロインはキャバ嬢をやっていますし)、何とエロなしでした。それどころか、夢を追う女性のスポーツドラマで、いい意味で予想を裏切ってくれました。良作です。シリーズ化か、また別の読み切りが読んでみたいです。
『極道の食卓 獄中編』四品目(立原あゆみ)、山椒やサンマを使った、おいしそうな料理を語る久慈。塀の外では、男達が血を流して争い、そんな彼らに惚れている女は制止する術もなく、ただ美味なる品を料理する。少女漫画絵ゆえに、戸惑う部分が多かったのですが、思った以上にハードボイルドな作風のようです。
『めしバカ』第四食(ロドリゲス井之介)、私もこのレシピで試してみましたよ。ただ、うちのオーブントースターが曲者なのか、私が水煮缶にこだわりがないせいか、もう一歩というところ。今度は、別の魚で試してみます。
『せんべろ天使』第3話(作:蒼木豊 画:雅亜公)、おいしそう! わが家は甲殻類アレルギーの者がいますから、外でなければ食べられないけどね。ラストの『レッツゴー!! せんべろジェンヌ隊』のレポートが、お話の元ネタらしい? 実は、こちらも楽しみ。上京した際に、どこかのせんべろ酒場へ行ってみたい(ただし、下戸なので、飲むのはウーロン茶です)。
『ぶんぼべらし』第68回(いとう耐)、書店列車、いいですねえ。電子書籍も使用してみましたが、やっぱり、ページをめくる、開く、折る、偶然、開いたページにおもしろいシーンや言葉を見つけるといった、まったり感と不意打ちのような興は、本でないと味わえませんよ。
『美女斬り御免!』第七話(作:鳴海丈 絵:八月薫)、二枚目とラストの挿絵がエロくてよかったです。気の強い、男勝りの美女が折れてしまい、快楽に夢中になるという内容も、なかなか楽しい。真沙美の出番がなかったのだけが、ちょっと残念でしたけどね。それでは。
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