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2011年7月 8日 (金)

『土竜の唄』(高橋のぼる)23巻の感想

 漫画『土竜の唄』(高橋のぼる 小学館)23巻の感想を申します。ネタバレがありますので、ご注意ください。
 今月末に27巻が発売されるらしいというのに、いつもながら、遅くてすみませぬ。ただ、『土竜の唄』に関しては、どういうわけか、迷惑コメントとトラックバックが増えてしまい、連中のIPアドレスを登録および削除、という作業を続けているうちに、少しやる気がダウンしたからなのです。でも! 『土竜の唄』の魅力は衰えていませんし、私の熱中度も減じておりませんから! 『賭博黙示録カイジ』『闇の土鬼』『水滸伝』ともども、今月中に追いつけるよう、がんばってみます。

 ついに開幕した、関西競馬場、なにわカップ。最終レースで、蜂之巣会若頭、鰐淵(わにぶち)は絶命するのか? 報道関係者に変装した、日浦、クロケン、山田、玲二は、鰐淵とその取り巻き達の陣取る特等席そばへ、易々と入ります。途中、緊張感負けした山田をトイレに置いて、玲二は、心を決めて、日浦の背後に立ちます。玲二の決意とは、潜入捜査官(モグラ)として鰐淵暗殺を見過ごせない。→正体がバレて殺されるのを承知の上で、日浦を全力で阻止すること! やがて、最終レース、鰐淵の持ち馬が最後の直線に走ってきた瞬間、日浦達がいっせいに動きます。クロケンは鰐淵のボディーガードを一気に倒し、日浦は鰐淵にねらいをさだめ、玲二は日浦の頭へピストルをふり下ろそうとします。
 しかし、ふり返ったのは、鰐淵の影武者! 瞬時に固まる日浦。そんな彼らの背後から、何と、日浦の足を奪ったヒットマン、金目が二丁の照射装置付きのピストルを持って現われ(映画『ターミネーター』で使用されていたものでしょう)、その照準ライトを日浦の頭部に向かわせるや、金目は発砲。日浦、即死のはずが、ここで玲二が日浦の後頭部をピストルでなぐりつけたために、弾丸はかすめただけになったのでした。
 それでも、金目の優勢は変わりません。観客は脱兎のように逃げ、日浦は脇腹を撃たれ、玲二もソファーの陰で身動きできなくなります。突如として、クロケンが攻撃をしかけ、その驚異的体術? 格闘術? で、金目の左耳をそぎ落とし、歯をたたき折った上で、あごをはずしてしまうのですが(素手でやってしまうから、すごい)、金目の仕込み武器で、クロケンも負傷して倒れます。その上、金目は、彼のあだ名の由来である、右の義眼を爆発させたので(小型爆弾だったようです)、玲二までも衝撃に耐えきれず、身動きできなくなります。なぶり殺しにされかける寸前、山田が乱入、時間稼ぎをしますが(いや、本当にその程度の攻撃ですよ)、山田も金目の攻撃で気絶。辛うじて、起き上がった玲二は、金目の後ろから両腕で首を締めつけ、やっっと気絶させます。彼らは息つく間もなく、警察の包囲から逃れるため、玲二は日浦を、山田はクロケンを背負って、死に物狂いで脱出しました。
 作戦は大失敗、全員ボロボロ・・・・であるはずでしたが、日浦は金目の携帯から、鰐淵の真の潜伏先を突き止めます。とあるウナギ屋を借り切って、玲二に弾丸抜きの手術を行なうよう、命じる日浦。もうムチャクチャですがな!

 23巻も、熱かった・・・・。ピンチ→どうにかしのげた。→また新たなピンチ、というのは、『土竜の唄』の定番演出ですけれども、作者様はよくぞアイディア切れしないものだと、毎度ながら感心してしまいます。とうとう、玲二の正体がバレるかと、冷や冷やしているうちに、彼らの絶体絶命のピンチになろうとは、全然予想していませんでしたよ。敵方の鰐淵も、バカではないのですね。だから、迫力があるのでしょうけど。
 上記のように説明すると、どうということはないのですが、ゼロコンマの間合いというか、偶然が重なって、日浦がギリギリで助かる場面は、お見事! ふり返れば、もう20巻を越えているのですよね。中だるみなく、スリル、緊張、パワーをキープしたまま、突っ走る展開は、やはりすばらしい。今回、土竜のグルメはありませんが、十二分におなか一杯になる内容ですよ。それでは。

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