『鉄腕バーディーEVOLUTION』(ゆうきまさみ)6巻の感想
超久しぶりで、すみませんでした。漫画『鉄腕バーディーEVOLUTION』(ゆうきまさみ 小学館)6巻の感想を申します。ネタバレがありますので、ご注意ください。
人形オンディーヌ(通称さやか)の暴走はとどまりませんでしたが、火之宮水晶のはからいにより、つとむと彼女は案内され、ついに、彼女の本体である、調整槽? で眠る、中杉小夜香を発見! さらに、火之宮の正体が、バーディーの追っている、凶悪テロリスト、クリステラ・レビであることも発覚! たちまち、さやかは機器類を破壊にかかり、つとむは身を呈して、中杉を守ります。混乱の最中、大男の人形(名前は何だっけ? それとも、名無しだったのかな?)が侵入し、さやかを取り押さえます。が、次は県(あがた)のあやつる鬼により、瞬時にして、大男は大破。再三、バーディーは、つとむと入れ替わろうとするのですが、中杉が意識を回復するなどしてタイミングを失い、さやか=オンディーヌは、空しく連れ去られました。
中杉は神戸に療養へ行くため、いったん、つとむと別れることになりましたが、自宅に地球人に変装した、スケルツォ教官と警視に昇進した、メギウスが、バーディーに会いにやって来ます。レビのことを現在の上司(オウム人間)に報告すれば、特殺官がレビを殺しに来るかもしれないと、思い悩むバーディーに、やむなしと告げるメギウス。いっそう落ちこむ彼女の元へ、今度は千明とゴメスが来訪。ゴメスは千明に席をはずさせた上で、レビから離反した際は、氷川を始末したように、再びの協力をと、頼みます。さらに、ゴメスはレビの標的は神祗庁奥の院であるが、アルタ人や他の種族に、地球のような進化史が見当たらないこと、よって、奥の院が地球人をさらって他惑星に居住させたかもしれないと、指摘します。すっかり戸惑うバーディーでしたが、上司のネズミ人、キデル・フォルテに氷川殺しを詰問されて立場が悪くなり、とうとう、レビについての詳細な報告を入れるしかなくなりました。
そうこうするうちに、メギウスは、レビが実行した、アクラバルの大規模テロで、レビへ協力した者がいたであろうこと、事件直後に、カペラ・ティティスが病院へ担ぎ込まれたことをスケルツォに話します。また、PMI浜松研究所では、レビの手引きによって、アルタ皇帝の意識・人格を人形に移すことに成功し、皇帝がよみがえったのでした。
卑劣な大人達の計算や思惑の最大の犠牲者だったといえる中杉ですが、オンディーヌに殺されることもなく、無事でしたよ。そして、またバーディーがクリステラ・レビを取り逃がさなくて、よかった! と、安心する一方、事態はいっそう混迷してきました。バーディー、ゴメスにあやつられていないでしょうか。氷川殺しがバレて、更迭させられるのでは? カペラ・ティティス(あらすじでは省略しましたが、相変わらず、愛らしい外見と裏腹に憎たらしい。バーディーを、役立たず呼ばわりしています)は、レビの内通者? アルタ皇帝の信任を得たレビは、地球人へやりたい放題の暴虐を行なうかも?
すべて、明確な答えは出ませんねえ。それから、登場人物が多いのは作者様の演出ゆえですから、興味を持った方、細部をもっと知りたい方は、『鉄腕バーディー』を1巻から読んでみてください。
6巻は残念ながら、バーディー入浴などのエロいシーンはありませんでしたが(前半は、つとむの頭の中でしゃべっているだけです)、表紙や、後半の、いつもと違うデザインの皮膚一体型タイツ? ボディースーツ? は、乳首がバッチリ描かれています。前半のオンディーヌは、人形とはいえ、全裸だし、登場の少なかったカペラ・ティティスは、パンツ丸見えっぽいです。ワタシ的萌え台詞は、意識が回復したばかりの中杉が、「・・・・え!? わたし、なんで裸なの!?」ですな。『土竜の唄』のワタシ的シリーズ、「土竜のグルメ」みたいに、「バーディーのエッチシーン」ができそうです。さあ、7巻もできるだけ早く感想を述べたいところですが、お気長にお待ちください。それでは。
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