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2011年7月28日 (木)

『土竜の唄』25巻(高橋のぼる)の感想

 漫画『土竜の唄』25巻(高橋のぼる・小学館)の感想を申します。ネタバレを含んでいますので、ご注意ください。

ハンパな漢は冥土に行きな。

 画像は、轟周宝の妻、毬子(マリコ)。「半端な漢は冥土に行きな。」、これは玲二のイメージですので、乳が過剰に大きいですが、鋭い目つきに、私は惚れました。おーい、(若木)純奈、(桃川)千晶、何とかしないと、君達は忘れられてしまうぞ。

 あらすじを申しましょう。もしや、鰐淵は日浦をはめようとしているのではないかと、私は予想しましたが、彼の兄弟分申し出は本当でした。こうして、日浦はシマの返還と、蜂乃巣会ナンバー2と義兄弟になった成果をたずさえて、玲二と一緒に、数奇矢会総本部にて轟周宝との会見におもむきます。
 しかし、そこには、数奇矢会三天王、築間重樹、備禅幸一郎、舘晶(だて あきら。額に傷のある、アンディ・ボガード←違う!)も同席していて、奇妙に重苦しい雰囲気。彼らは、日浦が背信行為をしたと立腹していて、取り分け、築間は、「オトシマエに左手首から切り落とせ!」と、怒鳴り散らし、舘も冷ややかに批判。それでも、轟は細長い包みを開けるよう、日浦に命じます。まな板と出刃包丁が出てきて、指か手首を切断かと、玲二は内心、おののきますが、現われたのは、日浦組の看板! 轟は、数奇矢会をわがものにしようとする日浦の野望を見抜いた上で、会をいっそう強大にするため、日浦を許したのでした。
 こうして、日浦組は誕生し、轟と日浦は直参の盃を交わすことになります。けれども、轟は、玲二を自分のボディーガードにすること、そして、チャイニーズマフィアの仙骨竜一掃を命じます。玲二は日浦組の若頭になるものの、事務所開きの直後に、日浦と別れて、轟の自宅へ向かいます(これで、大阪ヒットマン編終了でしょうかね)。
 で、ボディーガード編開始! いきなり出会ったのは、画像にある、毬子。住み込みの部屋に案内されるや、同室者の蝉丸(せみまる)が、「ほんの挨拶がわりだ。」と称して、問答無用でなぐりかかってきます。不意打ちされて、玲二はブリッジのスタイルで仰向けに固定されてしまいます。そこへ、毬子が再登場し、蝉丸との会話で盛り上がり、玲二のちんこの先を、「先端寸止め 緊縛地獄。」と言って、けん玉のたこ糸で縛ろうとします。ちなみに、そのけん玉は玲二の私物ですが、どうして、泊りこみにそんなものを持参するのかなあ? ところが、玲二は純奈の裸を思い浮かべて、ちんこをスカイタワー状に勃起させて(笑)、かわします。ところが、一難さってまた一難、轟が部屋に入ってきます。ボディーガードのくせに、仰向けになってスカイタワーを露出している、一番情けない姿が丸見え。さらに、轟の背後には、切れ長の瞳、ボブカットの美女が。彼女は何者? 玲二はただでは、すまない、でしょうね・・・・。

 易々と、日浦組誕生とはいきませんでした。あらすじでは省略しましたが、築間、備禅、舘の、日浦に対する糾弾は、理屈的にもっともだと感じられましたから、単に話したり、ののしり合ったりしているだけなのに、すごい迫力がありましたよ。しかも、日浦の勢力をそいでしまえるよう、仙骨竜退治の難題を押しつけ、玲二をボディーガードという名目の人質にしてしまうなんて、オヤッさん、じゃない、会長、じゃない! 作者様のアイディアと演出力には脱帽です。
 悪気はないけれども、何かと面倒そうな毬子、喧嘩っ早い蝉丸と、ボディーガード、玲二は前途多難といったところですね。まあ、私はそれでもよいのです。うざい山田が、登場しなくてすみますから! 玲二、日浦と並ぶようなスキルはない、度胸はない、口数は無駄に多い、格好つけと、もうこんなにイラつく成分たっぷりキャラクターは、途中退場してくれないでしょうかね。
 今回の土竜のグルメは、クロケンが仕留めた月の和熊による、熊鍋と熊の手蒸し。私は百獣(ももんじい)料理は食べたことがありませんが、熊鍋の、甘味噌仕立てのすき焼きを、日浦、クロケン、山田、玲二の四人が神妙な顔でよく噛み、そして、飲み下した直後の玲二の、「うんッ、旨い!」の表情が、生き生きして最高でした。「脂身の甘みと赤ワインが よく合うぜ。」「マリアージュやんけワレェwwww」という、日浦とクロケンの会話も、まさに熊肉の美味を表現しています。ダイエットには不向きな漫画ですな(笑)。
 次の玲二の試練、展開は、どうなっていくのでしょうか。25巻でもテンションが高い漫画は、なかなかないですね。それでは。

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