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2011年8月29日 (月)

『HONKOWA「ほんとにあった怖い話」ドラマ原作特集号』の感想

 コンビニ本、『HONKOWA「ほんとにあった怖い話」ドラマ原作特集号』(朝日新聞出版)の感想を申します。いくらかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
 それにしても、雑誌名は『HONKOWA』で、ドラマタイトルは『ほんとにあった怖い話』では、カテゴリー分類に迷いますなあ。ともあれ、ドラマ『ほんとにあった怖い話』は、9月3日(土)フジテレビ系で午後9時から放映されるそうです。その原作ですから、収録作品は、正統派怖い実話がそろっています! もちろん、ドラマ原作でない作品も収録されていますよ。

『法力からの解放』(山本まゆり)、人気の『魔百合の恐怖報告』シリーズより。霊感を持っているために、見えすぎる、いやなものに関わられてしまう依頼者。しかし、寺尾玲子さんは・・・・。もう一つの作品、『煌めく原石』ともども、テーマは、自分の否定ではなく、本来ある能力を生かすことではないかと思います。何だか、人生の示唆に富んだ内容でした。
『心霊訪問』(三原千恵利)、最近、この作家様をお見かけしませんので、うれしかったです。素直な霊的アプローチが、私にはおもしろいので。たぶん、漫画家などのクリエイター関係者は、創作中に独特の波長を出しているから、奇妙なものが寄ってくる、のかな?
『迷惑同僚』(月嶋つぐ美&上杉かや)、石に輝きを失わせるなんて、ひどいやつ! そして、そんなダークな自分に酔っているなんて、最低! そんな迷惑な彼に対して、上杉かやさんが毅然とした態度で臨むのが、かっこいい!
『同窓会の知らせ』(筒井りな)、ドラマ原作その1、茨城県M美さんより。同情すべき理由ではありますが、もっと穏やかに知らせてくれないと。
『深遠の迷い子』(筒井りな)、ドラマ原作その3、兵庫県にゃんこさんより。病院怪談で、かなり怖い!
『悪夢の十三日』(鯛夢)、ドラマ原作その2、東京都ごりあてさんより。安すぎる物件=わけあり物件というだけではありません。すべての作品中、もっとも恐ろしい内容です。でも、投稿者の方のその後が知りたいです。それでは。

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