『ハモリズム-初回限定盤-』(ゴスペラーズ)の感想
CDアルバム、『ハモリズム-初回限定盤-』(ゴスペラーズ)の感想を申します。いくらかのネタバレがありますから、ご注意ください。
現在進行中の、『ゴスペラーズ坂ツアー2011~2012“ハモリズム”』を、見に行ってきた方は多いでしょうね。私も来月、行きます。にゃはっ! やむを得なかったとはいえ、このCDも発売されてから、ずいぶん経つのに、こんなに遅くなってすみませんでした。
えっと、収録されているのは11曲で、初回限定盤の特典として、楽しい内容のDVDがついています。それでは、各曲と、DVDについて、簡単に述べましょう。
01 NEVER STOP
メンバーが一人ずつ歌うのって、『星屑の街』以来かな? オールディーズっぽいと思いました。
02 愛のシューティング・スター
リードボーカルが、リーダー。伴奏? サブボーカル? の酒井さんが目立っています。「抱いているのに 抱かれてる様さ」のフレーズが、ワタシ的にお気に入り。スカッとしているようで、なかなか根っこが、ねっちょりしているのは、ゴスペラーズの個性! 光と闇、熱と氷が共存しています。
03 BLUE BIRDLAND
『NEVER STOP』と似ている雰囲気ですが、楽しい感じがします。全員がハモっているところは、特にいい。「奇跡のようなハーモニー」というフレーズは、このアルバムのテーマかな。ラスト近くの、「幸せを届けておくれ」、何とメルヘンな。
04 なんどでも
黒沢君ファン必聴! リフレイン部を除いて、黒沢君の哀調を帯びた肺トーンな声が効いています。
05 Shall we dance?
北山君と黒沢君でしょうかね? このお二方が交互に歌うのは、珍しいのではないでしょうか。かわいらしい感じです。
06 Oh Gir
リードボーカルは、安岡君。ファンは必聴です。ワタシ的には、甘いミルクティーみたい。
07 見つめられない
1番? それとも、第一パート? は、酒井さんとリーダー。お二人の持ち味を充分に生かしています。2番? 第二パート? は、黒沢君から、リフレインがリーダー。そこはかとなく、エロい曲です。
08 恋のプールサイド
北山君の低音が、効果的です。軽快そうでいて、渋いです。
09 明日
すんなりと、明暗を判別できない、ゴスペラーズにしては、珍しく切ないです。直球で、物悲しい。挑戦曲なのかな。
10 冬響
これは、以前の記事、『ゴスペラーズCD「冬響」の感想』をご覧ください。
11 Dreamin'
「さあ はじめよう 君の物語を/そう 灯した思い 容易く消えはしない」、このフレーズ、リーダーが歌ってくれましたから、もう泣きたいほど感動しました。締めくくりの曲というより、再出発、いい意味での開き直りのようにも思われます。
17分ほどのDVDの内容は、バーを営んでいる、ゴスペラーズメンバーの元へ、ある夜、思いがけない人物が現われて意気投合し、彼らは音楽へのこだわり、思いについて熱心に語り合う、というミニドラマ仕立て。おもしろくて、笑えます。ここで、ネタバレしたら、恐らく、私は殺されるでしょう。興味のある方は、初回限定盤を購入してください。私が特に印象に残った、メンバー達の質問は、次のとおり。
酒井さん:「電動歯ブラシと携帯のマナーモードは、どう出したらいいんですか?」
黒沢君:「ハモリとカレーは、似ていると思いませんか?」
北山君:「どうして、歌うのですか?」
安岡君:「ハモリズムって、何でしょうね?」
リーダー:「ハモリズムとは、ハモリとは、どういうものでしょうか?」
ネタバレを必死で隠すため、少々改変したところ、変な質問集になってしまいました。ごめんなさい!
ワタシ的ベストソングは、ワンパターンですが、『冬響』です。シングルで先に発売されていようが、いいものは、何度聞いても、感動しますよ。
一度、視聴なさってみてください。
↓ ↓ ↓
http://youtu.be/CWFE2TTdRX0
うーん、やっぱり甘くて切なくていい! それでは。
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