2012年NHK大河ドラマ『平清盛』第十四話の感想
2012年NHK大河ドラマ『平清盛』第十四話の感想を申します。あらすじ、出演者に関しては、公式サイトをごらんになってください。
↓ ↓ ↓
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/index.html
今までこの『平清盛』を視聴していまして、たった一点ですが、首をひねるところがあります。それは身分の高い、既婚女性(待賢門院とか)が、素顔を出しすぎているのではないか、ということ。確か、時子の愛読書、『源氏物語』も、源氏の妻、女三宮が油断して素顔をさらしたために、柏木との禁断の恋が始まったはず。まあ、演出上、仕方がないのでしょうかね。
さて、第十四回で印象に残ったうちの一つに、源氏と平家、双方の妻の個性ですね。これもまた演出上なのかもしれませんが、時子よ、そろそろ、『源氏物語』から卒業したらどう? やたらと、フィクションの存在、光源氏と比べられたら、清盛も気の毒ですがな。逆に、源義朝から、「女子のくせに、でしゃばるな」などと、ののしられても、由良御前は一歩も引きません。これは、由良御前の勝ちでしょうか。
・・・・・第十四回は、精神的鼻血というよりも、ざざっと、たじろいでしまいました。清盛の、血のつながらない弟、家盛は真面目な努力家ではありますが、その優しい人柄ゆえに、魔性の藤原摂関家に対抗できるはずがなかったのですね。この点、歴史というか運命は、なるべくしてなった、ように感じられます。・・・・・えーっと、しかしですね、まさか、天下の大NHKが、全年齢対応型の大河ドラマで、ほんの一瞬で、雰囲気のみで描かれているとはいえ、男同士の抱擁や情交を描写してくれようとは、夢にも思いませんでしたよ。厳密には、藤原頼長が家盛へ、一方的に、なのですが。今度の大河ドラマの製作者は、本っ当にチャレンジャーですな。東京都が青少年防止条例をふりかざしてこないこと、大NHKが下手に自粛しないことを、心から祈りたいです。和風男色エロを見たい方は、必見です。それでは。
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コメント
先日の大阪のイベントではお世話になりました!!
貴人の女性の顔の露出は、さすがにそれはドラマなので隠すのはマズいと…。
ただでさえ、この大河
「○盛とか義○とか頼○だらけで混乱する」なんて声がありますし!!
(史実の名前だし、仕方ないですが!
でも、もし更にリアルに官位などで呼んでたら、もっと混乱するはず…)
頼長は、以前にNHKの歴史バラエティーで特集してたのを
5月中に再放送との噂がありますが、
そこでもやはり男色趣味について触れてたそうです。
以前にはBSのアニメ枠で『マル魔』をやってたり
『パタリロ!』の再放送もやってたので
普段はお堅くても「毒を食らわば皿まで」みたいな覚悟があるのかも?ですね(笑)
投稿: 天里友香 | 2012年5月 8日 (火) 22時24分
コメント、ありがとうございました。不眠症気味の紅林です。順不同で、お答えいたしますね。
女性というか、女優の顔隠しはないのが自然ですよね。
いや、わかってはいるのですが、扇や袖やらで顔を隠す、覆う、御簾越しに相手の様子をうかがう等、和風エロっぽくて、ワタシ的萌えなので、惜しいな! というだけのことです。
この大河は、確かにややこしいですな。
私も公式サイトをチェックしてからでないと、わからないことが多く、もう少し理解しやすい工夫をしてもらえるとよいのですが。
頼長、怖いですね。
男色の権力者だから、犯りたい放題ですか。
でも、しかし、お菓子は当たり前田のクラッカー、彼が特集されていれば、きっと私は視聴いたします。
何を隠そう(隠していませんが)、私は腐女子ですから!
投稿: 紅林真緒 | 2012年5月10日 (木) 02時38分