『HONKOWA 2012年4月号 霊障ファイル・邪念の恐怖特集号』の感想
コンビニ専用本『HONKOWA 2012年4月号 霊障ファイル・邪念の恐怖特集号』の感想を申します。ネタバレが含まれていますので、ご注意ください。アップが遅いのは、どうぞご容赦を。それから、この号は割と今まで読んだHONKOWA、もしくは、ほんとにあった怖い話に掲載されていたお話が多く、感想がダブるかもしれませんが、おもしろいものは何度読んでもおもしろいということで、これもまた、お許しください。
『追走する生霊』(山本まゆり)、『魔百合の恐怖報告シリーズ』より。生霊や使役する動物霊よりも、他人をやたらねたむ、問題の彼女の方が怖いかも。周囲に一人や二人、こういう他人に批判的な人って、いますよね。もしかして、動物霊使いの可能性、なきにしもあらず? 怖っ!
『魍魎の覚醒』(語り:津久井教生 画:東堂洸子)、津久井教生さん他、霊感があって見える人の受難話。たちの悪いものは、かわいかったり、きれいなものになりすましたりして、たぶらかし、取り憑こうとするわけですね。
『居候』(伊藤三巳華)、こ、これは怖い! 見える人にも正体がわからない、恐ろしげな姿のものって、一体・・・・。
『からみつく思念』『孤島怪異譚』(語り:神楽ゆう 画:堆木庸)、HONKOWAになって、いつの間にか終わってしまった? 『インナーメディスンシリーズ』です。やはり、人の心の情念って、不思議で恐ろしくて、優しくて救われると思わせてくれます。もっとも、『孤島怪異譚』は、山の精霊が登場しますが。HONKOWAでの掲載を、ぜひ希望します。
『憤怒の紅玉』(読者 S・Kさん 漫画:パルス)、体験者様はケガをするし、謎の老女と語り合うし、かなりひどい目にあっていますね。一連のお話は、まるでテレビのサスペンス劇場みたい。
『怒りに満ちた目』(読者 Y・Yさん 漫画:桜水樹)、私の今の通勤路、外灯がないので、このお話みたいなことになりはしないかと、怖いです。
一度読んだと申しながら、結構長文の感想になってしまいました。コワおもしろいものは、いつもコワおもしろいということで、それでは。
ご協力お願いします。
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