『HONKOWA 2012年12月号 霊障ファイル・霊が出る職場特集号』(朝日新聞出版)の感想
コンビニ専用本『HONKOWA 2012年12月号 霊障ファイル・霊が出る職場特集号』(朝日新聞出版)の感想を申します。いくつかのネタバレがありますので、ご注意ください。
『魔百合の恐怖報告シリーズ』(山本まゆり)は、『情念の集う街』『不眠症の女たち』の二本立て。伊藤三巳華さんが依頼され、経緯を描いた、『情念の集う街 取材レポート』、おもしろいです。『不眠症の女たち』は、ワタシ的に少し思い当たる節というか、人間関係があり、リアルで怖くなりました。
『家庭教師は見た!!』『家庭教師は見た!! 再び』(伊藤結花理)、純真な小学生や中学生の教え子から語られる恐怖。偏見がない子達であるがゆえに、悪いものも増長しているような? 大人達の霊障よりも、ある意味、大変かも。家庭教師って、そういう方面からも教え子を守る覚悟が必要なのでしょうね。
『闇の停車駅』(語り:立原とうや 画:水原冬樹)、駅員さんは大変なお仕事ですな! 自殺者に、すき間からのぞくもの、兵隊って・・・・ちと理不尽な気もします。
『働きモノたち』(ひわときこ)、編集という真夜中までかかって、寝泊りする仕事をしている以上、心霊体験ナシというわけにはいかないのかな。
実は、私も、以前に働いていたビル内で、異様に寒い場所、誰もいないはずなのに、人の気配を感じるポイントがあったのでした。「出る職場」って、意外と多いのでしょうか。そう思うと、怖いですね。それでは。
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