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2013年6月17日 (月)

『激マン!』6巻(永井豪&ダイナミックプロ・日本文芸社)の感想・追加

『激マン!』6巻(永井豪&ダイナミックプロ・日本文芸社)の感想の追加を申します。

 先に、私は批判しておりましたよね。確かに、『激マン!』中の『デビルマン』はいただけないのですが、原作? 漫画? の『デビルマン』は、凄絶な作品ですね。
 最近、ダークファンタジー系の漫画がヒットを飛ばしていますけれども、その先駆は、『鋼の錬金術師』にあらず、『進撃の巨人』や『ベルセルク』でもなく。最高の名作は、『デビルマン』に違いありません。

 探せば、多くのファンタジー漫画の作者様が、リスペクトやオマージュをされているのではないかと思います。
 私も『ベルセルク』で、それらしいところを見つけました。
 黒犬騎士団が、罪もない村人を虐殺し、いたいけな少女のバラバラに切り刻んだ遺体を、旗印のように掲げて疾走している場面が、美樹の無残な様子とよく似ているのです。
 改めて、美樹の最期の痛ましさと、明の絶望と悲嘆を、『ベルセルク』によって想起させられました。

 ダークファンタジーって、悪魔や怪物が頻出する、暗いムードのストーリーなのではなく。
 登場人物達の過酷な運命、どす黒い欲望、醜悪な情念を、赤裸々に描写し、読者に後味の悪さを感じさせながらも、目が離せない魅力がある。そういうものなのかもしれませんね。うむ、早いとこ、『ベルセルク』の感想も更新しなくては。それでは。

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