『HONKOWA 霊障ファイル・要注意!!霊憑き物件特集号』(朝日新聞出版)の感想
コンビニ専用本『HONKOWA 霊障ファイル・要注意!!霊憑き物件特集号』(朝日新聞出版)の感想を申します。いくらかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
『闇の触手』『葬られた霊域』(山本まゆり)、すぐれた霊能者の寺尾玲子さんも、このような場所は難しいということですね。ところで、霊的に住んではいけない情報とか、どなたか教えていただけないでしょうか。一番悪いのは、それを利用しようとした、当時の人間のエゴでしょうけど。
『住んではいけない・・・・』『住んではいけない・・・・その後』(小林薫)、影御前シリーズの2本立てです。風水的に悪い条件が述べられていますから、なかなか参考になりますね。私、作中の心霊現象も怖いと思いますが、マイナスポイントをズバズバ挙げる風水も、ある意味、戦慄ものではないでしょうか。悪用されたら、たまりませんよ。きっと、運気好転パワーもすさまじいのでしょうけど。
『見えない同居人』(岩本麗子)、引っ越したら、困った霊障(?)続出、ぽかったのに、あっさりと解決してしまいましたね。うらやましい能力です。ラストページのお言葉が、心にしみますわ。
『部屋にいる』(三原千恵利)、三原千恵利さんは、「私は怖いののプロじゃなくて 怖がりのプロなの」だそうです。とにかく、怖いネタに不自由されていないようで、素直に、アレ怖い、コレいや、という感覚がダイレクトに出ているから、作品は皆、おもしろ怖いのでしょうね。類は友を呼ぶのか、友人知人の方も、怖い出来事に遭遇する確率が高いみたい。これからも、ぜひぜひ、HONKOWAで描き続けてください。それでは。
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