『HONKOWA』2013年7月号(朝日新聞出版)の感想
『HONKOWA』2013年7月号(朝日新聞出版)の感想を申します。いくらかのネタバレがありますので、ご注意ください。
ところで、24日には、もう9月号が発売されるのですね。月日が経つのは早い、というより、私はもっともっと、速筆になりたーい!
『怪談徒然草』(語り:加門七海 画:JET)、新連載。なかなか、ディープな体験談です。怖い話のはずなのに、ちょこっと登場する、悪戯者の小狐、飼い猫ちゃんがすごくかわいい。今後のお話に、期待しています。
『オカルト万華鏡』(流水りんこ)、死後の世界、というよりも、地獄メインのお話。私も子供の頃、地獄絵巻を怖がりながらも、見ずにいられない、変なマイブームだった時がありました。案外、地獄話は子供のしつけに役立つのかな? チベットの死者の書に、少し興味が出ました。寺尾玲子さんとRさんが、同じように死について考えていらっしゃって、やはり、そのようなものなのでしょうか。
『影御前 ミコサマの村』(小林薫)、今回、御前はお休みで、語り手の霊感者、桐生仁美さんのお祖母さんのお話です。息子さんの戦死を感知しながらも、止められなかったというエピソードが悲しいです。そんな息子さんが、お祖母さんや仁美さんの様子を時々、見に来ていたそうで、死んでも、絆は切れないものですね。
『密教僧秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅』(永久保貴一)、単行本2巻が出るそうで、うれしいです。買いに行かなくちゃ。お坊さんが悪いわけではありませんが(いいえ、このお話では、一番悪いのは依頼者でしょう)、しかし、いろいろな価値観をお持ちの方がおられるようで。
『サイレントメッセージ』(横嶋やよい)、もうすぐお盆ですが、その時期にふさわしい、怖いとうよりは切ないお話です。
『オカルト博士の妖怪ファイル』File№14(画:鯛夢 語り:山口敏太郎)、小さいおじさんの招待は確定した? でも、結末からすると、やはり・・・・なのかな? 私は見たことがないですけれども、いると思いたいですね。それでは。
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