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2013年10月12日 (土)

『ゴスペラーズ坂ツアー2013~2014"ハモ騒動"』の感想

 10月11日に、なら百年会館で開催された、『ゴスペラーズ坂ツアー2013~2014"ハモ騒動"』の感想を申します。いつものネタバレにプラスして、私は仕事などの事情で最新CDさえろくに聞けず、最低限の予備知識さえないままに聞いておりました。ゆえに、ひどい記憶違いがあるかと思いますが、悪意や批判があってのことではありません。間違いを発見の際には、笑って許してくださるか、もしくはコメントにて、ご指摘いただきますよう、お願いいたします。
 開演は18時40分頃、終了は21時15分頃だったと思われます。私が席に着いて間もなく、バリバリ、という不思議な効果音の後、会場が暗転し、ライトアップされるや、ステージ中央に、五人のサムライ、出現! 第1曲、「真夏の太陽」の始まりです。全員、同じタイプのスーツで色違いをまとい、ステージに向かって左から、ブライトグリーンのスーツの北山君、マスタードイエローの安岡君、ビビッドレッドの黒沢君、メタリックシルバーのリーダー、マリンブルーの酒井さんという順番で並んでいました。スーツ下は、黒かダークグレーのシャツでしたね。

 2曲目は、「太陽の5人」、それから、「GOD BLESS YOU」、なつかしい「シアトリカル」と続きました。ここで、メンバーの挨拶です。トークにて、各自のハモり始めを披露していきました。酒井さんは、「高校の先輩の送別式の時」で、黒沢君もやはり高校、リーダーは大学時代に黒沢君と一緒に、そして、安岡君は高校の時に自作の曲を自演したそうです。すごいスキルですなあ。今回は、過去の名曲にのせて、ゴスペラーズデビュー直前から今に至るまでを、歌っていくのだと、リーダーは言っていました。
 その宣言どおり、私達は勧められて着席し、「TIME STOP」、「Someone To Watch Over Me」、「Just The Way You Are」、「Heatbeats」、「Thank You」、「 U'll Be Mine」に聞き入りました。けれども、私は彼らの歌声の心地よいハモり具合と、意味がよくわからない歌詞ゆえに、よくも悪くも癒されてしまい、危うく眠りに落ちかかるところでした。何というファンでしょうか。精神的土下座に加え、明日、シャワーの水を浴びておわびします(今日はもう襲いし、入浴してしまいましたから)。
 けれども、甘い恋歌「ロビンソン」で、雰囲気が切り替わります。酒井さん、北山君、リーダーはいったん退場。ステージには、黒沢君と安岡君の二人だけになり、彼らの寸劇&歌開始。北山君に負けない最低音(はなはだ誤解されやすい言い方ですが)を出す、ということで、二人で「ベースマン」という歌を、最低音とともにおもしろおかしい表情とダンスで歌いました。やがて、北山君達三人が衣装チェンジして、再登場。北山君が張り合うかのように発した声は、やはり、さらに低かったですね。すぐに、黒沢君、安岡君が入れ替わって退場し、北山君、酒井さん、リーダーによる三人寸劇と歌になりました。ここでリーダー、「僕達の遺伝子に刻みこまれている歌。この振り付けをやれば、肩こりも直るし、元気になれる」というお言葉で、その歌とは、「ヤングマン」! ああ、私もあの振り付けと歌をやってしまいましたよ。ゴスペラーズは、というかリーダーは、場を盛り上げるのがうまいですな。
 そして、二人が戻ってきて、後半パートが始まりました。次の衣装は五人おそろいで、光沢のある、ミッドナイトブルーのジャケットに、ダークグレーのパンツに、何と蝶ネクタイ! これはかなり珍しい格好であると、後ほどリーダーも認めていました。
 それからは、「永遠に」、「ひとり」、「猫騒動」、「やさしさに包まれたなら」、「Streat Corner Symphony」、「ROCK'N&CRYIN' THE BLUES」、「Love Train」、「FIVE KEYS」(何だか、バックの音が大きすぎるようで、聞こえにくかったのは、私だけ?)、「FRENZY」」、「LOVE MACHINE」(汽車シュッポシュッポみたいな振り付けが楽しい)と、ライブ定番曲から最新アルバムからの曲まで、結構たくさん歌われていたのに、あっという間に過ぎてしまいました。淡々と歌っているようで、リーダーは、「昔のものから新しいのまで、いろいろ歌ってきたけど、みんな歌いだして2秒ほどで、何の曲かわかってくれる」と、観客の反応を見ていたようです。アンコールは、「It's Alright」、「コーリング」、「いろは」でした。「いろは」の前に、メンバー各人が今の思いを語ってくれましたが、酒井さんは、「奈良は奈良ならではの、いい反応をしている」と言って、私達の大笑いを誘っていました。今回、酒井さんが出だしだったり、リードボーカルの歌がなかなかあったように思います。あきらめてしまわないで、少しでもCDを聞いていて、よかったなと、私は安心しました。何度も感じますが、ゴスペラーズの、強いイメージをかき立ててくれる歌、彼らのような歌い方、トークは、めったにないでしょう。幸せな気分になりながら、今後もずーっと応援していきたいと思いました。それでは。

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