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2015年6月30日 (火)

『ビッグイシュー日本版』のお勧め

 タイトル詐欺をしてしまいました。
 中味、真っ白・・・・。
 昨夜アップしたつもりが、できなかったようですね。ごめんなさい。

 えっと、皆様は人通りの多い街角で、ちょっと独特な雰囲気を持った人が、高々と小冊子を掲げている姿をご覧になったことがあるのではないでしょうか? その人のそばには、小冊子のバックナンバーらしきものが、見やすいように収められている・・・・。
 そのように販売されているのが、ビッグイシュー日本版(THE BIG ISSUE JAPAN)なのです。30ページそこそこで350円とは、同人誌並みに高額かもしれませんが、ワタシ的には、この雑誌がなかなかおもしろいのです。
 

 まあ、ビッグイシューがホームレスの自立支援活動を行なっていることは、多くの方々が知っておられるでしょう。けれども、肝心の内容となると、私は去年くらいまでほとんど知らなかったのです。
 ホームレスの支援をしているのだから、「譲って下さい」「譲ります」「売ります」「買います」という、物品の交流ページばかりではないか、とか、あるいは、貧困が目を覆うような現状をカラーとインタビューで生々しくレポートされていて、大いに心揺さぶられるものの、暗い気分になってしまうのではないか、とか。さらには、ちょっと興味を持って足を止めるや、あれやこれやと、しつこくセールスされて、困るのではないか、とか。
 私、心からおわび申し上げます。この雑誌と販売者に、猛烈な偏見を持っていました。ごめんなさい。
 ビッグイシュー、とてもおもしろいです。
 たとえば、表紙にゴージャスな内外の有名人の写真が使われていますし、加えて、彼ら彼女らのインタビューも掲載されています。ファンの人は、それだけで買いでしょう。
 中味は確かに、貧困の深刻な状況が載っていますが、そればかりではありません。明るくよき未来、将来の子供達の幸せのために、前向きにがんばっている人やグループの特集が多く、いいバランスになっています。
 ちなみに、ワタシ的神号、VOL.243(完売の可能性が高いです。去年の12月に、東京都内で購入しました)は、表紙とスペシャルインタビューが、アンジェリーナ・ジョリー。巻頭リレーインタビューが、漫画家の美内すずえ(『ガラスの仮面』作者)。特集は、「大人の恐竜物語 鳥になった恐竜」という、恐竜好きの私には、うれしくて、精神的に踊ってしまう内容でした。
 コラムの方も、「原発ウォッチ!」(伴英幸)、「世界の当事者になる」(雨宮処凛)と、充実しているのですが、私は特に、音楽・テレビ・本の紹介がすぐれていると思います。見たい聞きたい、読みたい気分にさせてくれるからです。
 そのようなわけで、ビッグイシューは結構、大半の人が賛同するであろう現代社会の問題点を取り上げ、解決しようとしている、真面目な雑誌です。私は販売者を見つけた時、最新刊か、欲しい号をできるだけ買っています。お勧めですよ。それでは。
 
 
 
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