『しらたまくん』2巻(稲葉そーへー・集英社)の感想
『しらたまくん』2巻(稲葉そーへー・集英社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
2巻は、表紙と、扉絵の白玉君の笑顔に癒されて、心にしみ入ります。最近、私の日常と近況が味気ないですからなあ。そのせいか、1巻で問題行動のあった(2巻でもある)嶋田先生(登場人物紹介に載っていたので、レギュラー化したようで)、善良らしいけど変わり者の来栖誠(同じくレギュラーメンバー。ただ、2巻では意外なレベルの高さを見せます)も、騒々しい葵も、穏やかな美穂も、ツッコミが鋭い沙織も、みーんな、白玉君が好き! であることが、はっきりしてきます。猫嫌いの人には、疲れる内容かも。反面、猫ならではというか、いかにもな習性がくわしく載っていて、私はおもしろ楽しかったです。
お話の流れとしては、白玉君向きの部、家庭科部が承認され、いよいよ、部活がスタートします。しかしながら、部長は葵で、顧問が嶋田先生のため、何も起こらないはずがありません。2巻のラスト2話で、地域猫のモモちゃん(♀)が登場、活躍しますが、将来的にこのコが、白玉君の友達や彼女になる・・・・のかな?
さらに、白玉君は愛されて大切にされているにも関わらず、「ただの猫とみなされたくない」「特別扱いもイヤ」という、あり得るけれども、ぜいたくな悩みを抱えて、葛藤しているようです。猫でありながら、男子高校生というところが、彼の魅力でもありますからね。やっぱり、かわいいというのは最強かもしれませぬ。3巻も楽しみです。それでは。
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