『しらたまくん』5巻(稲葉そーへー・集英社)の感想
コミック『しらたまくん』5巻(稲葉そーへー・集英社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
第54話で、久しぶりに登場した嶋田先生は、相変わらず、変でした。猫のパーツフェチなのでしょうか? 実際、たまに世間を騒がせる、何とか泥棒みたいで、白玉でなくとも引きますなあ。
他に、5巻では出張版や4コマ漫画、作者様の「おまけ猫マンガ」などが載っていて、なかなか読み応えがあります。マンション住まいだし、身内は猫嫌いが多くて不可能ですが、読んでいると、ほーんと、猫を飼いたくなってきてしまいます。白玉は話す猫ゆえ、猫好きさん達の究極理想なのでしょうね。
5巻、白玉ベストショットは、帯カバーにも載っていますけれども、第55話猫舌の、いたずらっぽく、舌先をぺろっと出したところと、第57話お見舞い、文鳥を頭に乗せているカットですね。
もっともかわいかったお話は、第49話父と子、回想シーンで、涙ぐんでいる白玉。いつもニコニコ、元気な彼が、痛々しいのですけれども、それが妙に愛らしくもありまして。
一番おもしろかったのは、第52話迷子。童謡みたいに、白玉が迷子になるのでなく、迷子になって泣いている女の子を、白玉が交番へ連れて行こうと、四苦八苦するお話。これはとても、おもしろおかしかった!
そういうわけで、5巻も楽しかったです。次も楽しみですね。それでは。
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