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2016年3月25日 (金)

『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』2巻(はたのさとし・双葉社)の感想

 コミック『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』2巻(はたのさとし・双葉社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この漫画に関しては、単行本派なので、どういう進行状況なのか、私は知らなかったのですが、2巻になって、ストーリーに広がりが出てきたように思います。

今回、主人公でシェアハウス「しまき」管理人、茶谷以外の登場人物達(猫一匹も含めて)のフルネームが判明し、また、「しまき」の歴史もわかってきました(第12話)。
 須山(2巻の表紙)と茶谷の仲は、仲良しのまま、特に進展はありませんでしたが(第11話)、何と、茶谷が眼鏡美人OLと知り合って、彼女の仕事に協力することに(第13話。帯カバーに載ってます)。将来的に、ガテン系美女の須山と、眼鏡美人坂田が、茶谷争奪戦に突入し、私の大好きな三角関係になるのかも? 偶然、私は実家から引き上げてきた(危うく捨てられそうでした)、『めぞん一刻』を読み直しているのですが、『ナニワめし暮らし』は、その大阪版にイメージ付けされそうで、ドキワクします。
 第8話では、シャイで口下手な大阪人! が登場しますし(第8話)、藪に彼女がいて、しかもスーパーノヴァーズはデビューを果たします(第10話)。1巻でチラチラ姿を見せていた白猫は、ちゃんと名前のあったのです(第12話)。その他、寒いギャグを連発するおっさん(第9話)、憎ったらしい婆さん(第12話)など、大阪らしいキャラクターと意外性が、混然一体となっています。そのようなストーリーに、ちゃんと、ナニワのおいしいものが加えられていて、一話読んで二重に美味い! のです。
 1巻では気づかなかったのですが、タイトルの食べ物の他、一つか二つ、おいしいものが紹介されていて、私はまだまだ大阪を知っていないなと、反省しました。もっと食べに行かなくては。
 2巻の私的ベストショットは、第12話の、気難しかった吉村ミツノが、涙を流しながら一銭洋食を食べるところです。婆さんだから、かわいくないのですが、そのリアルな表情に胸が熱くなりました。お勧めです。それでは。
 

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