『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』2巻(はたのさとし・双葉社)の感想
コミック『ナニワめし暮らし おいしてたまらんわぁ』2巻(はたのさとし・双葉社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
今回、主人公でシェアハウス「しまき」管理人、茶谷以外の登場人物達(猫一匹も含めて)のフルネームが判明し、また、「しまき」の歴史もわかってきました(第12話)。
須山(2巻の表紙)と茶谷の仲は、仲良しのまま、特に進展はありませんでしたが(第11話)、何と、茶谷が眼鏡美人OLと知り合って、彼女の仕事に協力することに(第13話。帯カバーに載ってます)。将来的に、ガテン系美女の須山と、眼鏡美人坂田が、茶谷争奪戦に突入し、私の大好きな三角関係になるのかも? 偶然、私は実家から引き上げてきた(危うく捨てられそうでした)、『めぞん一刻』を読み直しているのですが、『ナニワめし暮らし』は、その大阪版にイメージ付けされそうで、ドキワクします。
第8話では、シャイで口下手な大阪人! が登場しますし(第8話)、藪に彼女がいて、しかもスーパーノヴァーズはデビューを果たします(第10話)。1巻でチラチラ姿を見せていた白猫は、ちゃんと名前のあったのです(第12話)。その他、寒いギャグを連発するおっさん(第9話)、憎ったらしい婆さん(第12話)など、大阪らしいキャラクターと意外性が、混然一体となっています。そのようなストーリーに、ちゃんと、ナニワのおいしいものが加えられていて、一話読んで二重に美味い! のです。
1巻では気づかなかったのですが、タイトルの食べ物の他、一つか二つ、おいしいものが紹介されていて、私はまだまだ大阪を知っていないなと、反省しました。もっと食べに行かなくては。
2巻の私的ベストショットは、第12話の、気難しかった吉村ミツノが、涙を流しながら一銭洋食を食べるところです。婆さんだから、かわいくないのですが、そのリアルな表情に胸が熱くなりました。お勧めです。それでは。
| 固定リンク | 0
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 『新九郎、奔る!』17巻(ゆうきまさみ・小学館)の感想(2024.08.25)
- 『ベルセルク』9巻(三浦建太郎・白泉社)の感想(追記)(2024.08.17)
- 『ベルセルク』9巻(三浦建太郎・白泉社)の感想(2024.08.14)
コメント