『「カルラ舞う!」式 パワースポット巡礼』(永久保貴一・監修/ほしの・秋田書店)の感想
コミック(?) 『「カルラ舞う!」式 パワースポット巡礼』(永久保貴一・監修/ほしの・秋田書店)の感想を申します。いくらかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
あいにく、私は『カルラ舞う!』が未読です。メイン解説の作者様の他、実在剣持の、ほしのさん、舞子、翔子といった、かわいくデフォルメされたキャラクター達が登場し、全国のパワースポットを案内してくれる、という内容です。パワースポット紹介本としては、130ページの厚みながらも、詳細でていねいな中味で、写真も多く掲載されていますが、目新しい点はさほど感じられませんでした。「ここ、すごいよ!」的な、無責任にたきつける表現はなく、「ここがポイント」「お参りはこのようにした方がいいですよ」と、地味ながらも親切設計で、近場であったり、お参りする機会があったりすれば、とても役立つでしょう。
ただ、大半のパワースポット本同様、目移りして、どれもこれもお参りしたくなってしまうのは、私が欲張りだからですね。すみません。本当に、何度か参ったところから、かなりの遠方まで、パワースポットは多いなあと、よくぞ、作者様は取材したと、感心してしまいます。
実は、一応、コミックに分類しましたが、書籍でもよかったかと迷ったほど、文章量が充実しています。特に、ほしのさんが運に関する書きおろしコラムが、いくつか載せられているからです。巻頭の、オススメお守りのカラーページが華やか&わかりやすい解説で、とても役立ちそうです。
さらに、私はお墓参りの作法の章で、一読して驚き、実践して、また仰天しました。この章だけでも、購入した価値はありましたね。ほら、よくお墓に柄杓で水をかけるでしょうけれども、これは間違いなのです。「お墓を人として扱う・接する」ということでだそうですよ。
と、おもしろく充実した読み物でした。次は、『開運巡礼』も感想をアップしたいです。それでは。
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