『おそ松さん公式アンソロジーコミック【メス】』(KADOKAWA)の感想
『おそ松さん公式アンソロジーコミック【メス】』(KADOKAWA)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
さて、【メス】の方は、当初、私は、じょし松もしくはトト子まみれの、かなりマニアックな内容を予想していたのですが、ちゃんと六つ子が活躍するお話でした。女装や女子化にさほど抵抗がなく、いわゆる自分絵でも構わないという方ならば、全体的にギャグのノリもいいし、ストーリーのメリハリも効いているし、私はお気に入り&お勧めです。
ただ! 他の作品のCMが、8ページもあるのですよ。さらに、公式お誕生日イラストが、三等分されたうちの一枚で、一枚絵にするには、他に、ゲスやF6も購入しなければならないとは、あざとい編集というか、構成ですなあ。まあ、そのイラストが楽しくてかわいいから、許しますけどね。
印象に残った作品の、感想を簡単に申しますと、表紙(笹木あおこ)。表表紙の折り返し部分にオチのイラスト、これはおもしろかわいくて、お気入りです。
「じょし会」(亜木新)、「バレンタインDIE」(monaca)、「ある日のじょし松さん」(浅野りん)、「この素晴らしい夜に祝福を!」(いたち)これはなかなか・・・・女子のあるあるトークではないでしょうか。おもしろうて、やがて悲しき、みたいな。アニメ本編でも、私はじょし松が好きでしたからね。
「おジャ松大作戦!」(わんにゃんぷー)、トド松が女の子二人と楽しく飲んでいたところへ、女装して現れる兄達。彼らのクズっぷりが、おかしーい!
「トド松とロボット妹」(葵季むつみ)、まさかの涙話。オリジナルキャラのロボット妹が、とてもかわいい。
「美女とねこ」(修士)、本アンソロジーで私の一番のお気に入り。このタイトルで、ピンと来る人がいるでしょうから、くわしくは言えないのが残念。アニメで見られなかった、彼らの一面が楽しめます。私としては、明るくて悪気のない十四松の、過激さが怖い。彼は本当に、天使、それとも悪魔なのでしょうか(笑)。
本当に、当たり前の日常のありがたさを噛み締めております。これからも、読書感想と同人誌活動を続けていけるよう、がんばりますわ。それでは。
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