『しらたまくん』8巻(稲葉そーへー・集英社)の感想
コミックス『しらたまくん』8巻(稲葉そーへー・集英社)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
8巻では、家庭科部に一年生、一ノ瀬亜美が入部します(あだ名は、アミーゴ。葵のセンスはユニークです)自宅で猫を5匹も飼っている、新入生ながらも侮れない女子で、レギュラーキャラ化するかも。
さらに、白玉が生後一か月ほどの子猫を拾ってきてしまい、最初は他の人に譲るつもりだったのですが、情にほだされて、飼うことに。ミックスのメスで、キイちゃんと名付けられました。キイちゃんは白玉に、本当の親子のようになついております。白玉自身はリアル猫に引き気味なのに、今までも今回も、猫に好かれまくりです(第91回、葵の指摘)。
そういうわけで、猫マンガは少なくないのですが、心は人間の猫が、心身ともに完全な子猫の世話をするという、すごい展開になってきました。が、子猫の習性や本能など、亜美の説明によってくわしく語られますので、猫飼育の勉強になりそうです。私のうちのように、飼えない場合は、うらやましい、けど、なるほどなあと、考えさせられます。
しかし、キイちゃんはめでたく白玉と離れずにいられましたが、猫偏愛の嶋田先生は飼えなくなりました。嶋田先生には気の毒なような、よかったような・・・・(第87話)。
8巻のベストシーンは、第90話全部です。留守番をしている白玉が、キイちゃんのいたずらをフォローしようとするものですが、どちらもすごくかわいいです。しかも(自主伏字)なので、見ている私も、ほわーんと、心地よくなりました。
おまけ猫マンガでは、ひょんなことから仲違いしてしまった、作者様の三匹の猫達が、うまく融和していく様子が描かれています。猫って、人間以上にデリケートな面があるようですね。それでは。
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