『「おそ松さん公式アンソロジー」愛しているのよ おそ松さん』(リブレ)の感想
『「おそ松さん公式アンソロジー」愛しているのよ おそ松さん』(リブレ)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
いきなりで、すみません。公式アンソロジー本で、最高値なのですが、残念ながら、イラっとくる点があります。
1.公式アンソロジーなのに、公式イラストやステッカー、シール等がありません。
2.まあ、1は許せるとしても、表裏の表紙イラストが、最初のカラーイラストにも使用されています。美麗&かわいいのですが、お得感では今一歩。
3.意味不明な模様入りページが、作品の間に入っています。作家様達が、奇数ページ始まりにこだわったから? それとも、単なるページ数稼ぎ?
4.3の模様入りページに、作家様コメント・イラストが掲載されたものがありますが、小さすぎて(四コマ漫画二本分の一コマ、要するに八分の一)、読みにくっ! もしかして、これもページ数稼ぎ??
2.まあ、1は許せるとしても、表裏の表紙イラストが、最初のカラーイラストにも使用されています。美麗&かわいいのですが、お得感では今一歩。
3.意味不明な模様入りページが、作品の間に入っています。作家様達が、奇数ページ始まりにこだわったから? それとも、単なるページ数稼ぎ?
4.3の模様入りページに、作家様コメント・イラストが掲載されたものがありますが、小さすぎて(四コマ漫画二本分の一コマ、要するに八分の一)、読みにくっ! もしかして、これもページ数稼ぎ??
そのようなわけで、もしかしたら、この本は予定していた作家様達が充分に集まらなかったのではないかと、疑ってしまいました。
しかしながら、自分絵が苦手な方にはお勧めできませんが、作品はとても充実しています。かわいい、楽しい、笑えるものから、何としみじみするものまで! 何といっても、巻末の「おそ松さんアンソロジーができるまで~フジオプロさん ピエロさん訪問記~」(天城れの)という実録っぽい漫画が掲載されているのですから。
アニメ、漫画、ゲームの人気作品は数多くあっても、『おそ松さん』の公式アンソロジーとは何ぞや、という私達ファンの疑問や謎が、いくらかは解き明かされます。この本の構成面では不満いっぱいでしたが、私はようやくすっきりして、買ってよかったなあと、思いました。はい、次は中味の感想です。
冒頭オープニング作品?(池玲文)、度肝を抜かれました! きわどい場面も含みながら、しっかりギャグしているのが、すごい! 松代の台詞に賛同。
「ちっぽけハピネス」(宇良ままじ)、これが初めて読んだ、胸にしみるシリアス。おそ松視点ながら、カラ松がさりげにフォローしているのが、感動します。
「感謝して」(しおべり由生)、松野家ほのぼの話と思いきや・・・・(笑)。あの両親こそ最強。
「おでんを売ろう」(沢月とと)、かわいい絵柄で(特にトド松)なごんでいると、オチの容赦なさに驚かされました。
「スパイ松で大作戦」(稲荷家房之介)、裏表紙のかっこよいイラストもいいですが、この四コマ漫画二本は、とてもおもしろいです。絵と台詞が目一杯詰めこまれた、センスの良さも感じます。
「弟たちの朝銭湯」(明本由)、私の一番好きな作品。弟三人の掛け合いとリアクションが、とても楽しいです。それでは。
「感謝して」(しおべり由生)、松野家ほのぼの話と思いきや・・・・(笑)。あの両親こそ最強。
「おでんを売ろう」(沢月とと)、かわいい絵柄で(特にトド松)なごんでいると、オチの容赦なさに驚かされました。
「スパイ松で大作戦」(稲荷家房之介)、裏表紙のかっこよいイラストもいいですが、この四コマ漫画二本は、とてもおもしろいです。絵と台詞が目一杯詰めこまれた、センスの良さも感じます。
「弟たちの朝銭湯」(明本由)、私の一番好きな作品。弟三人の掛け合いとリアクションが、とても楽しいです。それでは。
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