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2016年12月 1日 (木)

『おそ松さん~番外編~』(原作:赤塚不二夫 監修:おそ松さん製作委員会 著:小倉帆真 集英社みらい文庫)の感想

 小説の『おそ松さん~番外編~』(原作:赤塚不二夫 監修:おそ松さん製作委員会 著:小倉帆真 集英社みらい文庫)の感想を申します。いくつかのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

 この本、裏表紙に、「小学上級・中学から」と、記されていて、すべての漢字にひらがなのルビがふってある、親切仕様なのですが・・・・マイブームも、ここまで来たのですなあ(遠い目)。反省や後悔は、しておりませんけど。

 要するに、ライトノベルというやつですね。内容は、「兄紹介」「カラ松 オブ ドリームス」「おみくじ」「なごみのおそ松 その1」「なごみのおそ松 その2」と、5つの短編が収録されています。トド松視点の「兄紹介」と別に、冒頭で登場人物紹介もされていますから、原作のアニメをよく知らない方にもわかりやすいかもしれません。
 ただ、この本が人を選ぶとするならば、原作もギャグながら、特定のキャラに容赦なしのシビアな演出を行なっていましたよね? この本にも、なかなか気の毒な扱いになっているキャラクターがいます。ネタバレ防ぎのため、誰なのかは告げられませんが。
 第二に、原作アニメに慣れ親しんでいる方にとっては、この作品群はやや物足りないかもしれません。「セッ(ピーッ)」はもちろんのこと、下ネタや、童貞という言葉も、6つ子達は言いませんし、表現されていないからです。
 いただけない点ですが、表紙とステッカーはかわいいのに、本文中は描き下ろしイラストはゼロ。そればかりか、挿絵はなくて、掲載されているのは、原作アニメのシーンを白黒に加工したカットばかり。少し残念です。
 しかし、期待していた以上の内容でした。読みにくさのない文章でしたし、読みながら、吹き出しそうにもなりましたから。「なごみのおそ松」その1、その2では、ほのぼのとした情景や、のん気な会話に、クスリとさせられましたよ。
 でも、私は先行きがわかっているはずなのに、思いがけない展開が起こってしまう、「おみくじ」というお話が、一番好きです。それでは。

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