『姉のおなかをふくらませるのは僕』4巻(原作:坂井音太 作画:恩田チロ)の感想
とっくの昔に読了しておきながら、アップするのが遅くなってしまいました。ごめんなさい、漫画の神様、作者様、この辺境ブログへの訪問者様。『姉のおなかをふくらませるのは僕』4巻(原作:坂井音太 作画:恩田チロ)の感想を申します。多少のネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
そして、私は巻末の第28話で、びっくり仰天しました。京子やクラスメイトの女子達から、「料理上手、性格いい、かわいい、いい子だ」扱いされ、好かれまくっていたけれども、本人は普通の男子小学生でいたはずの忍に、もしや、まさかの、恋愛問題? その心の扉をたたいたのは、他でもない(自主規制)、ということは・・・・。
ゆえに、28話で登場する料理も、意味深な感じがするのは、私だけ? さらに、男友達から告白されたと、京子に話すボウヤ、ラスト近くの忍の表情が、何よりも、それぞれの内面を物語っていて、すごいなあと、思いました。
そのようなわけで、ストーリー的にインパクトがあったのは28話でしたが、第26話の卵焼きのエピソードは、私的にあるある話でした。卵焼きって、結構、難しいです。私がオムレツやオムライスを料理すると、まるで惨殺(自主規制)みたいになるので。
第25話、これは連載中に読み、早速、真似して料理しました、鶏のスッパ煮! 大量にあったお酢を消費できそうで、これからもつくりたいです。プリプリの手羽元もおいしいですけれども、味のしみた煮卵は、泣きそうなほど美味。本当、役に立つ漫画ですな。
そして、もっとも参考になったのが、「第24話 いろどり素麺」です。素麺もおいしいですが、マンネリだなあと、思っていたところ、タイムリーでした。いろどりがいいだけでなく、野菜たっぷりヘルシーなので、お盆のおもてなしにもいいかと、思います。実際、夫にも好評でした。
献立に困った時は、この漫画を頼りにしようかと、本気であてにしています。「おまえ、プライドがない」ですか? 私、料理が不得意なので! それでは、次巻も大いに期待しております。
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